虫歯を放置して痛い症状と病気!頭痛や歯茎の膿と痛くない理由

虫歯を放置するとやばい症状と病気

甘いものや冷たいものを食べたときに歯がしみる…。

「もしかしたら虫歯かもしれない」と不安に思う瞬間です。

歯がしみた時は病院にいかなきゃいけないけど、歯医者は痛いし怖いし、行くのが嫌だという人も多いです。

完全に治療をするには歯医者に何度も通う必要もあるので、仕事が忙しく時間がとれない時もあります。

また、歯がしみたり、痛みがあっても、少し放置しているとおさまることもあって、そのまま放置することも。

しかし「少しの痛みだから、そのまま放置しても良いか」と考えて放置していると、虫歯の症状は進行してきます。

虫歯は1度なったら、進行し続ける歯の病気です。

治療しないまま歯がしみたり、痛みを見過ごしていたら、合併症を引き起こして死に至ることさえある危険なものです。

今回は歯の虫歯を放置した場合の頭痛や痛みなどの症状や、放置した場合に起こりうる病気をご紹介します。

また、歯茎の膿ができる病気や理由、虫歯を放置していても痛くない理由、虫歯を放置して治るという話が本当か嘘かなどもご説明します。

スポンサーリンク

虫歯を放置すると治るは本当?嘘?

「軽い虫歯は歯医者に行かなくても歯みがきで治る」という噂を聞いたことはありませんか?

実際に歯みがきで治るのであれば、歯を削る必要もなくなるので、本当か嘘か気になりますよね。

実は初期の虫歯であれば、歯を削らなくても自然治癒で治る事があります

これが「虫歯は放置すると治る」と誤解されている理由です。

初期虫歯は、実際に放置するのではなく、しっかりと歯みがきなどお手入れする事で治ります

歯みがきもせずに放置したままで、自然治癒するわけではありません。

まずはどの段階の虫歯であれば、自然治癒で治る可能性があるのかをご説明します。

虫歯の進行段階

虫歯は進行度合いによって、C0~C4まで5段階に分かれています。

歯科検診の時に、歯の1本1本をチェックしながら歯医者さんが「C・マル・斜線・半埋伏」など言っているのを聞いたことはないでしょうか。

まずは、C0~C4の歯の状態がどのようなものなのか確認しましょう。

  • C0:歯の表面が白黒になっているが、痛みやしみる等の症状がなく穴も開いていない
  • C1:歯の表面に小さな穴があいているが、痛み等の症状はない
  • Ç2:歯の象牙質まで虫歯が進行していて、歯がしみる症状が出ている
  • Ç3:歯の神経まで虫歯が進行して、激しい痛みが出る場合もある
  • C4:歯の根まで虫歯が進行し歯が溶けている状態、膿がたまる場合もある

実はC0程度のごく軽い初期虫歯であれば、家庭でも治すことができます。

虫歯の原因は食事をすることで起きる脱灰、いわゆる歯が溶けることです。

なので逆に溶けた歯を元に戻す為に、唾液の働き等で再石灰化を促し初期虫歯を治す必要があります。

つまり歯を削らずに治すには脱灰を少なくして、再石灰化を促すことが重要です。

逆にÇ2以上であれば、虫歯を放置しても治る事はありません。

スポンサーリンク

虫歯を放置した場合の痛い症状

虫歯が出来て痛みがある場合は、放置するのは非常に危険です。

あまり痛みがなく初期虫歯と思っていたものが、実は進行していた虫歯ということもあります。

虫歯は進行してもすぐに痛みが出るものではなく、歯がしみたり痛みが出る時はかなり進行している虫歯となります。

痛みがなくても虫歯らしきものを口の中で見つけたら、なるべく早めに歯医者さんに行きましょう。

しかし忙しく痛みもあまり無い為、歯医者さんに行かずに放置する人もいます。

もし治療をせず、虫歯を放置して進行すると、どのようなことが起こるのでしょうか。

虫歯の段階別に症状をご紹介します。

虫歯C2の症状

虫歯であるC2の段階では、甘いものや冷たいものを食べたときに時々しみることがあります。

歯に黒い点ができているので、自分で口の中を確認してみると虫歯があることがわかります。

既に歯がしみている時は自然に治ることはありません。

必ず歯医者での治療が必要です。

しかし、麻酔も要らないで治療できることもあり、治療期間も少なく、費用もあまりかかりません。

虫歯はC2の段階で治療をしておけるのが良いです。

虫歯C3の症状

C3の段階になると、虫歯が神経にまで達しているので熱いものを食べるとかなりしみます

何もしていなくても歯が痛かったり、歯の痛みで夜眠れないこともあります。

口の中を見てみると歯に穴が空いていて、誰が見ても虫歯と見てわかります。

早めに病院にいって歯医者さんに治療してもらいましょう。

虫歯C4の症状

C4の段階にまでなると、神経が壊死している状態なので歯の痛みはありません

歯茎から膿が出て、きつい口臭が伴います。

この段階までくると歯茎が痛む事があり、顔が腫れたり様々な全身症状が表れます。

通常、遅くとも痛みのひどくなるC3程度で治療を行う人が多いです。

しかし、仕事が忙しかったり、歯医者に嫌な経験があるなど、数年~10年20年と治療を放棄している人はC4の状態になっている場合があります。

C4の場合の治療は、抜歯(歯を抜く)をするしかありません。

至急歯医者に行き、治療を行いましょう。

虫歯放置してC4まで進むと、様々な病気になる可能性が高くなります。

スポンサーリンク

虫歯を放置した場合に起こる病気

虫歯による頭痛や痛みの症状や膿や口臭がするときの病気

 

虫歯を放置していると、歯茎から膿が出ることがあります。

歯茎から膿が出ていて口臭の気になっている時は、虫歯の状態はかなり深刻です。

このまま放置すると、虫歯菌が神経の中に入り込み、歯だけでなく合併症を引き起こす可能性が高くなります。

虫歯から引き起こされる病気をご紹介します。

虫歯を放置して起こる病気①副鼻腔炎

上あごは鼻に近いので、膿が副鼻腔に貯まって副鼻腔炎を起こす可能性があります。

頭痛や頬の痛みがあり、場合によっては手術治療にもなります。

虫歯を放置して起こる病気②骨髄炎

さらに虫歯菌が歯茎からあごの骨まで達して起こる、骨髄炎が考えられます。

頬やあごが赤く腫れ上がり、痛いのはもちろん、全身の倦怠感や発熱もあります。

虫歯を放置して起こる病気③脳梗塞・脳腫瘍

虫歯菌が血管の中に入り込み、血液によって全身に運ばれると、もっと重度の病気にもなり可能性があります。

虫歯菌に汚染された血液が脳に到達すると脳に腫瘍ができたり、血液がドロドロになるので脳梗塞を起こすこともあります。

脳だけでなく、心臓に到達すれば心筋梗塞になる可能性もあります。

虫歯を放置して起こる病気④顔面神経麻痺

虫歯が悪化すると筋肉が硬直して筋肉疲労を起こすため、顔にある神経の動きが悪くなり、しびれたり、いつもどおりに動けなくなる可能性があります。

顔面神経痛などはストレスなどが原因で起こる為、いつのまにか治ることもあります。

しかし、虫歯による顔面神経麻痺は細菌が原因となる為、根本的に治療をしない限り治ることはありません。

虫歯は悪化すると骨や内臓など、全身に細菌がいく可能性があり、歯だけでなく骨を溶かす危険もあります。

実際にイタリアでは虫歯を放置したことで、敗血症になり亡くなったケースもあります。

虫歯は歯がなくなるだけでなく、放置すると体全身に症状がでて、重い病気になる可能性があることを覚えておきましょう。

そして歯茎の膿や口臭が気になる場合は、他の体の部分に細菌をいかせない為にも、一刻も早く歯医者さんに言って治療をおこないましょう。

虫歯で頭痛が起こる理由

虫歯の痛みから、頭痛が起こる場合もありますが、他にも頭痛が起きる理由があります。

虫歯になると痛くない方の歯ばかりで噛む事が多くなるので、噛み合わせや歯のバランスが悪くなります。

すると、慢性的な頭痛肩こりなどの症状がでることがあります。

「虫歯が原因で肩こり?」と思う人もいますが、それだけ食事の噛む動作は全身に影響があるのです。

さらに片方の歯ばかりで噛んでいると、姿勢も悪くなり腰痛肥満にも影響します。

 また、虫歯放置して起こる病気の中では、頭痛を引き起こすものもあります。

虫歯があって頭痛の症状がある場合は、歯医者さんに行き、虫歯だけでなくかみ合わせなども確認してもらいましょう。

虫歯を放置して歯茎から膿が出る理由

歯茎から膿が出る理由は、歯が原因のことが多いです。

虫歯ができて放置していると、神経が死んでしまい歯の根っこに膿がたまります。

根っこにある膿が溢れてきて、歯茎から出ていることがあります。

また、歯周病になって歯石や細菌が溜まると、歯周ポケットが深くなり、膿が出てくることがあります。

基本は、歯茎の中に細菌が入ることで、歯茎から膿が出てきます。

歯茎からの膿を放置すると、歯だけではなく様々な病気になる可能性があります。

歯茎から膿が出てきたら、一刻も早く歯医者に行って治療をしましょう。

*歯茎が腫れている時は「歯槽膿漏」の可能性もあります。

【参考記事】歯槽膿漏の治し方と口臭対策!

虫歯を放置して痛くない理由

虫歯を放置していたのに、いつの間にか痛みや染みたりすることがなくなった事はないでしょうか。

「もしかして虫歯が治った」と考える人もいますが、虫歯が自然に治る事はありません。

虫歯を放置していても、痛みがない理由をご紹介します。

①神経が壊死している

虫歯の痛みがなくなった時は、すでに神経が痛みを感じなくなっている可能性があります。

虫歯で痛みを感じるのは、歯の中に「歯髄」と呼ばれる神経があるからです。

歯髄と呼ばれる神経が死んでしまうと、虫歯の痛みを感じることがなくなります。

しかし、神経が死んだ後も虫歯を放置していると、顎に膿がたまり、体の中に細菌が入り込んでしまいます。

細菌が入り込むと、歯茎が腫れたり痛みが出ることがあります。

②見えないところの虫歯

歯の治療をして金属となった部分の下の虫歯は、痛みが出ないことがあります。

金属などの被せ物は時間とともに劣化していくので、歯とかぶせている部分に隙間ができて、菌が入ります。

既に治療で歯を削っているので、虫歯の進行も早いです。

③大人の虫歯

子供の時と違い、大人の虫歯は進行が遅いことがあります。

子供の時は虫歯が発見されると、あっという間に進行して痛みが出ていることが多いです。

しかし大人になると、歯の表面が黒くなるものの痛みがなく、すぐに穴も開かないので、痛みが出ないことがあります。

進行が遅くても、虫歯はゆっくりと進行しているので、表面が黒い時は歯医者に行くのが良いです。

④初期虫歯

初期虫歯も痛みがないことが多いです。

まだ穴も開いていないことが多いので、ほとんど痛みを感じる事はありません。

初期の虫歯であれば、歯を削る事なく治療することが可能です。

初期虫歯で食事で気をつけるポイント

初期虫歯であれば、食事や普段の歯磨きなどを気をつければ、改善する可能性があります。

まずは、初期虫歯で、再石灰化の為に食事で気をつけるポイントをご紹介します。

  • 間食をなくす
  • よく噛んで食べる
  • ミネラルを多く含むものを食べる
  • キシリトールガムを噛む

①間食をなくす

まずは1日3食をしっかり食べて、間食をなくすことが大切です。

なぜ間食をなくす必要があるのでしょうか。

歯は食事の度に歯が溶ける脱灰が起こり、その後再石灰化を繰り返しています。

通常でも唾液などから再石灰化を行っていますが、間食をとると脱灰の後の再石灰化が行われなくなり虫歯になりやすくなります。

食事の後に再石灰化をおこなうには、唾液をしっかりと出して歯の表面を中性にする必要があります。

間食など食事をとらない時間が長いと、歯にとって良い環境となるのです。

②よく噛んで食べる

逆に食事の時はよく噛んで食べましょう。

よく噛むことで唾液がたくさん出ます。

噛みごたえのあるものを食べることも大切です。

③ミネラルを多く含むものを食べる

唾液の中のミネラル分によって再石灰化を進めることができます。

ミネラルを多く含む食べ物を積極的に食べるとさらに良いですね。

【参考記事】虫歯の治療中に良い食事と歯磨きの仕方

④キシリトールガムを噛む

よくCMで見かけるキシリトールガムを噛むのも効果的です。

ガムを噛む事で唾液もたくさん出ますし、キシリトールは虫歯の進行を抑える効果もあるのでおすすめです。

キシリトールガムはキシリトール100%を選ぶのが良いです。

キシリトールの配合率が50%以下だとあまり効果が期待出来ません。

なるべくキシリトールの配合率が高いもの、できれば100%を選ぶようにしましょう。

おすすめは歯医者さんで販売されている「歯科専用キリリトールガム」です。

食後や寝る前に噛むと、唾液がしっかりとでてより効果的です。

初期虫歯で自然治癒させるポイント

  • デンタルフロスを使う
  • フッ素ジェルを使う
  • 電動歯ブラシを使う
  • 歯医者でクリーニングをおこなう

初期虫歯を削らずに自然治癒させる為には、歯のお手入れがかかせません。

「自然治癒」というと放置していれば自然に治るみたいなイメージがありますが、普段からのお手入れが非常に重要です。

①デンタルフロスを使う

まずはプラークと呼ばれる歯垢を落とすために、デンタルフロスを使用して歯と歯の隙間の歯垢を落としましょう

デンタルフロスを使わないと隙間の歯垢がそのまま放置され、虫歯の原因になります。

②電動歯ブラシを使う

歯垢を落とすためには電動歯ブラシを使うのもおすすめです。

普通の歯ブラシで歯みがきするのも虫歯予防にはなります。

しかし、電動歯ブラシの歯垢除去の力は普通の歯ブラシよりもかなり強力です。

特におすすめの電動歯ブラシか以下の3点。

  • フィリップスソニックケアー
  • パナソニックドルツ
  • ブラウンオーラルB

フィリップスソニックケアー」や「パナソニックドルツ」は、超音波が歯垢を除去・破壊してくれるので、歯がツルツルになって非常に気持ちが良いです。

ブラウンオーラルB」は、ブラシが丸型で回転するので、歯垢の除去力が高いです。

音波振動と、回転振動の違いがあるので、自分にあった電動歯ブラシを選ぶと良いです。

普通の歯ブラシを使っていて、電動歯ブラシに変えると、「こんなにも歯がツルツルするものなの!」と驚きます。

まるで歯医者さんでクリーニングした後のような気持ちよさです。

③フッ素のジェルを塗る

自然治癒を促す為に、歯磨き後にフッ素のジェルを塗るのもおすすめです。

フッ素には軽い虫歯を治したり、虫歯菌の進行を抑える働きがあります。

歯を強く丈夫にしてくれるので、普段からの習慣にすると良いですね。

④歯医者でクリーニングを行う

そして歯医者さんでの定期的な歯のクリーニングが、初期虫歯や虫歯予防には効果的です。

特に大切なのは歯石除去です。

歯垢が歯の間や表面に残ってしまうと、いずれ歯石となり時間がたつにつれて硬くなってしまいます。

3ヶ月に1回の定期検診で、歯のクリーニングをするのが良いです。

ごく軽い初期虫歯であれば自宅でも治せますが、虫歯の進行具合や歯の状態は、歯医者で確認するのが良いです。

自己判断では虫歯が初期虫歯なのか、すでに進行している虫歯なのか判断が難しいので、まずは歯医者で点検をしましょう。

スポンサーリンク

虫歯を放置した時の症状や病気のまとめ

  • 初期虫歯であれば再石灰化して治癒する
  • C2以上の虫歯は放置しても治らない
  • 虫歯を放置すると頭痛や膿が出ることもある
  • 虫歯を放置すると重大な病気を引き起こす
  • 虫歯が痛くないのは神経が壊死している可能性
  • 歯医者の検診と自宅ケアで虫歯予防

基本的に初期虫歯以外であれば、1度虫歯になってしまうと治療をしない限り治る事はありません。

そして1度削ったり抜いてしまった歯は、元に戻る事はありません。

最近ではインプラントなど歯がなくなっても入れ歯以外の治療もあります。

しかし、保険が適用されない為、非常に高額ですし、インプラントも万能ではありません。

何よりも食べ物を食べるのに一番良いのは自分の歯です。

「体の健康は歯から」という言葉もあるほど、歯の健康は大切です。

歯の健康を考えて、虫歯にならないための予防も積極的に行いましょう。

最近は虫歯にならないために、定期的に歯をクリーニングしたりフッ素塗布を行う予防歯科も増えています。

「毎日歯を磨いているから大丈夫」と侮ることなく、定期的に歯医者に通うと虫歯ができにくくなります。

私も3ヶ月に1回歯のクリーニングやフッ素塗布を行っていますが、それから全く虫歯ができないようになりました。

歯もツルツルになりますし歯医者さんでのクリーニングはおすすめです。

注意点としてはクリーニングの料金

歯石除去であれば保険が適用されますが、歯のクリーニングは保険適用から適用しないものまで様々です。

特に保険適用しない歯のクリーニングは歯科毎に料金が変わるため、3000円~10000円を超えるものまであります。

最近はインターネットで調べると、歯科の口コミや感想もすぐにわかります。

クリーニングの料金もわかることがあるので、良い歯科を探して適切なデンタルケアを行っていきましょう。

*虫歯の治療中に良い食事や歯磨きの仕方、歯がしみて痛い時の対処法は、こちらの記事で紹介しています。

虫歯の治療中に良い食事!歯がしみて痛い時の対処法

*歯よりも、歯茎が腫れて痛みがある場合は、歯槽膿漏の可能性も考えましょう。

歯槽膿漏の治し方と口臭対策

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ