発達障害の症状と原因!遺伝や高齢出産?赤ちゃんや子供と大人の特徴と病院は何科?

発達障害の症状と遺伝子や高齢出産の原因の可能性

発達障害、なんとなくは知っているけどよくは知らないという人が多いのではないでしょうか。

ここ数年テレビでも取り上げる機会が多くなり、よく聞くようにもなりました。

国の調査によると発達障害の子供は年々増えていっており、15歳までの6.5%が発達障害の可能性があるという結果が報告されています。

ただ、実際にもの凄く増えているのか、それとも発達障害という言葉が世間でも知られるようになったことで、病院に行き、診断を受ける人が増えたのではという話もあります。

テレビなどで取り上げられた事で、もしかしたら赤ちゃんや子供が発達障害かもと考える人も増えてきています。

そこで今回は、発達障害の症状、赤ちゃんや子供、そして大人のチェックポイントと、発達障害の原因は一体何なのか、遺伝や高齢出産が原因というのは本当なのかをご紹介していきます。

さらに発達障害かもしれないという場合に、病院は何科を受診すれば良いかもご説明します。

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発達障害とは

発達障害とは生まれつき脳の一部に障害がある、または発達が通常とは異なることで症状が現れます。

赤ちゃんの時はあまり気づきにくいのですが、少しずつ子供が成長するにつれて、他の子供の成長と比べると発達が少し遅いかもと思うようになる事が多いです。

  • 言葉を覚えるのが遅い
  • 逆に何でも覚えるのが早い
  • 強いこだわりがある
  • 落ち着きがない

など、最初は他の子どもと比べて小さい違いだったのが、成長するにつれて大きくなっていく事もあります。

周りからは変わっている、周りにあわせないなど、会話をしたり人間関係が苦手だったりすることが多いです。

親も発達障害と気づくまでは、自分の育て方や、子供のしつけに問題があるのではないかと悩まれる人もいます。

しかし脳の一部の機能障害なので、「他の子どもと違うかも…」と感じたら、病院に行くのが良いです。

発達障害はは様々なタイプがあり、症状によって分類されています。

発達障害のタイプを一覧にしてご紹介します。

発達障害3つの分類

  • 自閉症スペクトラム障害(ASD)(広汎性発達障害)
  • 注意欠如・多動性障害(ADHD)
  • 学習障害(LD)

①自閉症スペクトラム障害(広汎性発達障害)

  • 自閉症
  • アスペルガー症候群

2013年に改定された国際的なガイドライン「DSM-5」では、広汎性発達障害の名称はなくなり、自閉症スペクトラム障害に統合されています。

主な症状として、以下の点などが挙げられます。

  • 対人関係を上手に作れない
  • 他人とのコミニケーションをとるのが難しい
  • 興味や活動のこだわり・偏り

自閉症アスペルガー症候群は同じような症状が現れますが、アスペルガー症候群は言葉や知的な遅れがない点に違いがあります。

②注意欠如・多動性障害

不注意、多動性、衝動性の特徴があります。

主な症状として、以下の点などが挙げられます。

  • 集中できない
  • じっとしていられない
  • 忘れ物が多い

③学習障害

読む、書く、計算する、話す、聞くなどの学習能力の中で、特定なものが苦手です。

全体的に知的発達の遅れがなく、特定の学習能力だけなので、努力不足などと勘違いされる場合もあります。

ただし、 発達障害の症状は個人差があり、人によっては全く他の人と変わらないように見える事もあります。

逆にものすごく違いが見える事もあります。

さらに、成長するにつれて症状が変わることもあり、一生同じ症状が続くというものではありません。

人間は子供から大人になるまで様々な影響を受けながら育っていきます。

発達障害の人も、また同じように影響を受けて成長していきます。

家族や周りの適切なサポートが非常に大切です。

発達障害の原因

発達障害の主な原因

発達障害の原因は、脳に何らかの問題が起きている、生まれつきの脳の機能障害です。

しかし、完全に原因を特定することはできていません。

発達障害の原因と言われているのがこちらです。

  • 遺伝子異常
  • 染色体異常
  • 周産期の異常
  • 産まれた後の病気や環境
  • 体内環境異常

発達障害の遺伝や高齢出産の影響

やはり気になるのは発達障害が遺伝するかどうかです。

現在遺伝子が原因になっている発達障害もある為、遺伝が原因という場合もあります。

しかし遺伝子が原因でも、遺伝子が突然変異するものもある、と最近の研究では分かってきています。

また、出生児のトラブルや感染症など、出生後の要因が原因となることもあります。

さらに最近では子供への虐待などの環境や、子供の時のトラウマが原因で発達障害に近い症状が現れると言われています。

発達障害と言っても様々で、まだ原因を特定されていないことも多いのが現状です。

遺伝で発達障害になると言われている場合もあれば、成長する段階での環境が原因とされる事もあります。

高齢出産の場合、数字的に先天異常の確率は高くなることが分かっています。

現在は、先天性異常は病院で検査することもできるので、気になる場合は主治医に相談すると良いです。

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発達障害の赤ちゃんや子供の症状

発達障害赤ちゃんや子どもや大人の特徴と病院は何科?

0~2歳くらいの赤ちゃんの症状

子供の発達障害は、小さいほど、見分けが付かない場合が多いです。

0歳~2歳の症状としては、以下のような特徴があります。

  • 視線が合わない
  • 抱っこしづらい
  • 指を指さない
  • 泣かない
  • 名前を読んでも反応がない

0~2歳くらいの子供は、声をかければ振り向いたり、反応をする事が多いのですが、発達障害の場合、その子の名前を読んでも反応がなく、視線合いません。

また、抱っこしようとしても、体を仰け反ってしまい、抱っこするのを嫌がる傾向があります。

触られること自体を嫌がったりする場合や、お座りしても後ろにひっくり返ることがあります。

これは体の感覚が過敏になっているのが原因です。

逆に赤ちゃんなのに、あまり泣かない、おむつが濡れていもほとんど泣かない場合は、体の感覚が鈍感になっているのが原因です。

他にも欲しいものがある時など、上手く言葉にできない代わりに、指を差して欲しいものを伝える子供が多いですが、発達障害がある子供は、指をささない場合があります。

しかし赤ちゃんの場合、成長スピードは個人差があるので、成長とともにこのような症状がなくなる場合もあります。

3歳以降の子供の症状

発達障害の3歳以降の子供の症状としては、以下のような特徴があります。

  • パニック
  • 言葉が発達しない
  • 会話が苦手
  • こだわりがある
  • 落ち着きがない
  • 片付けができない
  • 忘れ物が多い
  • 1人で遊ぶ
  • 偏食
  • 音に敏感に反応する
  • 狭い空間が好き
  • ごっこ遊びをしない

上記にあげる例は一例にすぎず、発達障害によって症状も様々です。

不安な時に、泣き叫んだり床に転がって暴れることもありますし、一度興奮するとパニックがなかなか収まらないこともあります。

3歳以降は言葉が出てくる時期ですが、ほとんど言葉が出てこない場合があり、単語は多少話せても、会話はできないという事もあります。

オウム返しになることも多いです。

他にも特定のものにだけ興味を持ち、執着する「こだわり」が出てきたり、意味なくひたすら動き続けたり、落ち着きが無い「多動」も多く見られます。

生活をすると毎日決まった行動をしますが、決まった行動ができない、毎日持っていくものを忘れる事もあります。

あまり人に関わるのが嫌で、人と会話せずに一人で遊んだり、行動する場合もあります。

また、好き嫌いではなく、極端な偏食傾向があります。

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発達障害の大人の症状

発達障害は子供の時には見過ごされてしまい、大人になって発達障害の診断を受ける場合もあります。

大人になり、社会性やコミュニケーション能力が子供の頃以上に必要になり、初めて発達障害とわかるケースなどです。

子供の発達障害とは少し異なり、目的があるように感じられる行動パターンになります。

大人の症状の特徴がこちら。

  • 言われたことをそのまま受け取ってしまう
  • コミュニケーションが苦手
  • 複数の指示に混乱する
  • 片付けられない
  • 段取りを組むのが苦手
  • 思ったことをそのまま言葉にする
  • 衝動買いをする
  • 仕事のケアレスミスが多い
  • 忘れ物が多い
  • 約束を守れない
  • 遅刻が多い

大人の症状で多いのが、注意欠陥・多動性障害のADHDです。

子供の時から症状がでていますが、これまで発達障害だとは気づかれないままのことが多いです。

子供の時にADHDの症状がでた場合は、50~80%の人が大人になっても症状が出続けると言われています。

大人の場合は、落ち着かずに常に動いている場合や、細かなミスや時間管理ができないと行った症状があります。

発達障害の病院は何科を受診すれば良い?

もしかしたら子供が発達障害かもしれない、と思っても、風邪などと違い何科の病院に行けばよいかわからない人が多いです。

まず発達障害かもと思われた場合は、精神科か心療内科を受診するのが良いです。

もし近くに精神神経科、小児神経科があれば、そちらでも問題ありません。

しかしおすすめは大学病院などにある、発達障害外来、もしくは発達障害専門のクリニックです。

発達障害専門になりますので、お医者さんも発達障害に詳しく適切な診断を受けることができます。

発達障害外来・ADHD外来の病院がこちら。

  • 昭和大学付属烏山病院
  • 清和病院
  • メディカルケア虎ノ門
  • どんぐり発達クリニック
  • 東戸塚こども発達クリニック
  • よこはま発達クリニック
  • 王子クリニック

他にも発達障害を専門に扱うクリニックはあり、病院の数も増えてきています。

ご自身のお住まいの地域で、発達障害専門のお医者さんがいる病院を探してみるのが良いです。

病院を受診する場合の注意点がひとつ。

発達障害専門の病院は非常に混み合っていて予約が取りづらいところが多いです。

予約をとっても数ヶ月先や半年先といったこともあるので、病院を受診したいと思った時はすぐに予約の電話をしましょう。

先延ばしにしていると、病院が初診の受付をおこなっていない場合があります。

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発達障害の症状と原因のまとめ

  • 発達障害の症状は様々
  • 原因は遺伝子や環境が多い
  • 高齢出産は先天異常の確率が高くなる
  • 赤ちゃんの症状は見分けがつきにくい
  • 子供には落ち着きがない「他動」の症状が多い
  • 大人はADHDが多い
  • 発達障害外来や専門のクリニックを探す
  • 予約は数ヶ月待ちもあるので早めにとる

大人になって、「もしかしたら自分は発達障害なのかも…」と思ったり、「子供が発達障害なのかもしれない」と不安に思う場合があります。

最近ではよく聞くようになった言葉ですが、昔は発達障害という言葉はほとんど知られてなかったので、それが脳の一部の機能障害だとは思わなかった人が多いです。

私も今考えると、子供の頃にあまり落ち着きがなかったし、1人で遊ぶのが好き、好き嫌いもかなり多く偏食だったので、もしかしたらそうだったのかもと考えることがあります。

今は生活に支障があるわけではない為、病院に行くことはありませんが、自分の子供時代を考えると、何かしら当てはまる人も多いのではないでしょうか。

もちろん今は生活に支障がなければ病院に行く必要はありません。

しかし、昔と比較すると発達障害の専門の病院やサポート体制は増えていますし、インターネットでもいろいろな情報を調べることができます。

もし現在発達障害かもと思う場合や、日常生活に支障がある場合は、必ず病院へ行き診断を受けましょう。

これまで疑問に思ってきたことや、自分や子供の症状を解決する手がかりになります。

*妊娠中の発達障害の予防や、赤ちゃんが生まれた後の予防について、こちらの記事で紹介しています。

発達障害の妊娠中の予防と生まれた後の予防

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