右胸と左胸の痛みの原因と病気!真ん中がズキズキやチクチクする時は何科?

  左胸と右胸の痛みの原因と考えられる病気 

突然胸がズキズキすることはありませんか。

「ズキズキではなくチクチクするんだよね」という人もいます。

胸の痛みといっても、チクっと痛むことや、ズキッと一瞬のみの痛みもありますし、ズキズキと痛みが長引くこともあります。

ギュッと掴まれるような痛みもあります。

胸の痛みがあまり続かない場合は、「まぁいっか」と思ってそのまま放置しがちですが、忘れた頃にまた同じ場所の胸が痛くなることもあります。

そこで初めて、「もしかしたら胸の病気なんじゃないか」と考える事が多いです。

胸の病気だと心臓を思い浮かべる人が多いので、命にかかわるかもと思いますよね。

しかし胸の痛みが原因の病気は、心臓だけではありません。

右や左の痛む場所により、考えられる病気は違いますし、真ん中が痛む場合もあります。

今回は、右胸や左胸、胸の真ん中が痛む場合の痛みの原因と、考えられる病気についてご紹介します。

チクチク痛む場合、ズキズキ痛む場合は考えられる病気も違います。

さらに胸の痛みが続く場合、病院は何科に行けば良いかもご説明します。

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右胸の痛みの原因と考えられる病気

右胸の痛みがある時の原因と考えられる病気は何でしょうか。まず右胸の中身を見てみましょう。

体の表面を肋骨が覆っていてその内側にあるのは肺です。

更に内部には内臓があります。

内臓からの痛みとすると次の2点があげられます。

  • 胆嚢炎
  • 胆石症

左右どちらの胸でも痛みが出る肺や肋骨の病気は、さらに下に記載しています。

①胆嚢炎

胆嚢は肝臓の内側にあり、脂を溶かす胆汁を出す臓器です。

胆嚢は痛みの出やすい臓器と呼ばれています。

痛みが出やすい理由は、石が出来やすい場所でもあり、胆嚢から延びる胆管などに胆石が挟まったりすると炎症を起こして痛みがでるからです。

②胆石症

また胆石自体も胆石疝痛と呼ばれる、激しい痛みを右側腹部から胸部にかけて起こします。

胆石は黄疸と言って皮膚が黄色くなったり、熱が出るためすぐにわかります。

石というと男性のイメージがある人も多いですが、胆石は女性がかかりやすい病気とされています。

また日頃の食生活で脂っこい食事を良く取っている人は胆石症になりやすいとされています。

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左胸の痛みの原因と考えられる病気

真ん中の胸が痛い場合とチクチクやズキズキする時の病院は何科

左胸は右胸よりたくさんの重要な臓器があるので、痛みも関連している場合があります。

左胸の痛みの原因は、心臓と消化器が関係していることが多いです。

心臓の病気となると不安になる人も多いですが、左胸の痛みの原因や考えられる病気をしっかりと確認して、自分の症状に近いものを知る事が大切です。

心臓や内蔵からの痛みで考えられるのはこちら。

  • 狭心症
  • 心筋炎
  • 心臓神経症
  • 心筋梗塞
  • 心臓弁膜症
  • 急性膵炎

①狭心症

狭心症は心臓を動かしている血管が何かの原因で狭くなり、心臓が動く為の充分な血液を取りこむ事ができなくなる事で、胸の痛みを感じます。

胸を締め付けられるような痛みや、胸に圧迫感を感じる痛みが多いです。

左胸がギュッと締め付けるような痛みや、胸を押されているような感覚です。

しかし、胸の痛みが長く持続することがありません。

狭心症は、数分から10分以内で胸の痛みがおさまります。

他にも症状として左手が痺れたり、吐き気、冷や汗がでたりします。

また動いている時に胸痛があり、動きを止めると痛みが治まることがあります。

興奮状態等に痛みが出る事が多いですが、中には寝ている間に胸が痛くなる事もあります。

②心筋炎

心筋炎心臓の筋肉に炎症が起きる病気で、細菌やインフルエンザなどのウィルスが原因で起こります。 

最初は風邪の症状が出る為、心筋炎と判断することが難しい場合があります。

風邪の症状とともに胸痛が出て、動悸がする事も特徴です。

重症化すると息苦しくなり意識が無く成る事もあります。

③心臓神経症

心臓神経症は、日頃のストレスや不安などが引き金になり、狭心症の様な胸の痛みや不整脈、動悸を感じます。

実際の心臓に異常はないのに、チクチクした痛みやズキズキとした胸の痛みを感じる人が多いです。

原因不明の胸の痛みは、心臓神経症、または肋間神経痛の可能性があります。

④心筋梗塞

狭心症から発展しやすいのは、心筋梗塞です。

胸の圧迫感や胸を締め付ける痛みが10分以上続く場合や、胸を突き刺すされるような激しい痛み、胸をえぐられるような痛みは、心筋梗塞の可能性があります。

急に激しい胸の痛みを感じた場合は、急いで病院に行くのが大切です。

⑤心臓弁膜症

心臓には合計4つの弁があり、加齢などが理由で弁が働かなくなるのが心臓弁膜症です。

体を動かしているときに胸の痛みがあり、併せて息切れや動機の症状が現れることが多いです。

⑥急性膵炎

膵臓が炎症を起こして、左上腹部やみぞおち、左胸に痛みが出るのが急性膵炎です。

原因は、アルコールや、胆石によるものが多いです。

痛みの度合いは、軽いものから激しいものまであり、吐き気や嘔吐の症状が現れることもあります。

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右胸と左胸どちらにも痛みがでる原因と病気

左胸、右胸両方どちらにも痛みが出るのは、肺や肋骨の可能性が高いです。

肺や肋骨の痛みで考えられるのは以下の病気です。

  • 気胸
  • 肋間神経痛
  • 肋骨の骨折
  • 胸膜炎
  • 肺炎
  • 肺がん
  • 急性肺血栓塞栓症
  • 乳がん
  • 乳腺症

①気胸

肺からの痛みであれば、気胸の可能性が考えられます。

気胸は肺に穴が開く病気で、肺の中に出来たフクロ(嚢胞)が突然破けて穴が開く事が原因です。

肺に穴が開く事で空気が入り込み、通常の肺の呼吸運動が上手くいかず、胸の痛みと息苦しさが同時に起きます。

主に長身痩せ型の青年がこの病気にかかりやすいとされています。

②肋間神経痛

右胸、左胸どちらの胸の痛みでも考えられるのが肋間神経痛です。

肋骨の周りには神経が張り巡らされていますが、何かの原因で神経を圧迫して痛みを引き起こします。

肋間神経痛はよく起こる症状で悪化する事は少なく、症状も片側だけ痛みがでるのが一般的です。

チクチクする痛みがあり、検査でも異常がなければ、肋間神経痛が疑われます。

原因不明の胸の痛みは、肋間神経痛が多いです。

姿勢が悪かったりすると出やすい場合があります。

③肋骨の骨折

肋骨が左右12本、合計24本あります。

肋骨の骨折は、骨折している部分の痛みや、押すとギシギシと骨がきしむような音がすることがあります。

肋骨の骨折は、ぶつけた時だけでなく、はげしい咳をして骨折する場合もあります。

④胸膜炎

胸膜炎は胸膜に胸水がたまる病気です。

原因はウィルスや細菌の感染症や膠原病によるものがあります。

症状は圧迫されるような胸の痛みや、息苦しさが多く、咳や深呼吸をすることで痛みが増します。

⑤肺炎

肺炎もウイルスや細菌に感染することで症状が現れます。

一般的には、高熱が出る、咳が続くなどの症状ですが、中には胸に痛みが出ることもあります。

⑥肺がん

咳だけでなく、胸の痛みが続いている時は肺がんの可能性も考えられます。

肺がんは胸膜に進行すると、胸の痛みが現れることがあります。

他にも、たんが出たり、息苦しさを感じることが多いです。

⑦急性肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)

一般的にはエコノミークラス症候群の名前が有名です。

飛行機に乗った時など、長時間同じ姿勢でいると、血栓ができて、肺の血管が詰まる病気です。

血管がつまると、激しい胸の痛みがあり、意識を失うこともあります。

飛行機の中だけでなく、車の中や、バスなど、長時間座っているような場所では、どこでも起きうる病気です。

⑧帯状疱疹

胸の痛みだけでなく、皮膚に水ぶくれのような発疹が現れた場合は、帯状疱疹の可能性があります。

帯状疱疹は皮膚だけの痛みと思いがちですが、肋間神経に傷がつくことで、胸に鋭い痛みやズキズキとした痛みを感じる事があります。

最初は皮膚にチクチクした痛みや、ピリピリした痛みが出る事が多いです。

⑨乳がん

乳がんはあまり胸の痛みを感じることはありません。

しかし、若い人が乳がんになるとしこり部分に胸の痛みを感じることがあります。

チクチクするような痛みや、ジンジンするような痛みなど、様々です。

⑩乳腺症

乳腺に良性のしこりができる病気です。

胸に痛みを感じることがあり、生理前に強く痛み、生理が始まるとおさまることが多いです。

真ん中の胸の痛みの原因と考えられる病気

真ん中には消化系の臓器が集まっているので、胃や食道が原因の痛みが多いです。

  • 逆流性食道炎
  • 胃炎・胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 解離性大動脈瘤

①逆流性食道炎

消化器系の痛みであれば、逆流性食道炎の可能性が考えられます。

食道は口から食べた内容物が通る場所です。

通常であれば、胃袋に食べ物が運ばれてそのまま消化します。

しかし、逆流性食道炎になると、胃の入り口が緩んでしまい胃酸が食道に逆流して、食道を傷つける為、胸やけや胸の痛みを感じます。

逆流性食道炎は胸の痛みだけではなく、胃酸が食道まで上がってくるせいでゲップや咳が出たり、むせたりする事があります。

また胸の痛みだけでなく、胃の痛みと思い、胃炎と勘違いする人も多いです。

②胃炎・胃潰瘍

胃炎胃潰瘍は、みぞおち付近に痛みが出ることが多いです。

痛みの出方は人それぞれで、ズキズキ痛む場合もあれぼ、キリキリしたような痛みが出ることもあります。

急性胃腸炎から、胃炎になって、なかなか治らないこともあります。

胃がズキズキと痛む時、胃炎や胃潰瘍と考えて病院で診察すると、逆に心臓の病気だったということもあります。

③十二指腸潰瘍

胃炎や胃潰瘍だと思って病院に行ったら、十二指腸潰瘍の場合があります。

お腹が空いている時や、寝ている時に痛みが出ることが多いです。

胸が焼けるような、気持ち悪い胸焼けの症状や、ゲップがよく出ます。

④大動脈解離

激しい胸の痛みであれば、大動脈解離の可能性があります。

大動脈解離は、突然起こる事が多く、急に激しい胸の痛みを感じます。

胸の痛みだけでなく、肩や背中にも激しい痛みを感じることが多いです。

大動脈乖離であれば、緊急手術が必要となるので、すぐに救急車か病院に行きましょう。

生理中や授乳中に起きる胸の痛み

女性の場合は生理中や授乳中など、特有の胸の痛みを感じる事があります。

生理中はホルモンバランスの影響で体中が浮腫みやすくなる為、乳腺間質と呼ばれる部分まで浮腫みが生じて胸の痛みを感じる事があります。

また、授乳中は乳管に母乳が残って固まってしまう、うっ滞性乳腺炎や、授乳によってばい菌が乳管に入り込み膿や熱を起こす化膿性乳腺炎が原因で胸に痛みを感じる事があります。

授乳中はかなり気をつけないと、うっ滞性乳腺炎になる事が多く、胸が石のようにガチガチに硬くなり痛みがでます。

*胸よりも上腹部や、脇腹が痛い場合は、以下の記事を参考にしてくだい。

右と左腹痛の原因と考えられる病気

右と左脇腹の痛みの原因と考えられる病気

胸がチクチク・ズキズキ痛む場合の対処法

胸がチクチク痛む、ズキズキ痛む時は、病院に行って検査を受けるのが一番良いです。

痛みが続く時は、心臓の病気の可能性がある為、病院で治療を受ける必要があります。

しかし、すぐに病院に行けない事もあるので、まずは胸が痛い時の対処法をご紹介します。

  • 横になって安静にする
  • 服をゆるめる
  • 深呼吸をする

急に胸が痛む時は、まずは横になりましょう。

痛みの度合いにもよりますが、ギュッと胸が痛い時や、急にズキズキ痛む時は、横になって安静にすると痛みが落ち着くことがあります。

また、服をゆるめると痛みが和らぐことがあります。

特に女性の場合は、下着を緩めることで胸の痛みや呼吸が楽になる事が多いです。

胸がチクチクと痛む時は、大きく深呼吸をしてみましょう。

神経痛の場合は、痛み止めを飲むと改善することがありますが、胸の痛みが強い時、胸の痛みが続く時は病気の可能性があります。

まずは必ず、病院に行って診察を受ける、その後体に異常がなければ、対処法として痛み止めを飲むことになります。

痛み止めが必要なほど、胸が痛むときは、病院で検査を受けましょう。

胸焼けがある時の対処法

胸の真ん中付近やみぞおちが痛む場合は、食道や胃が原因の可能性があります。

併せて、胸焼けやゲップがある場合は、胃薬や胃腸薬を飲むことで症状がおさまる事があります。

乳腺炎の対処法

授乳中であれば乳腺炎の可能性が高いので、まず搾乳をする事とよく母乳マッサージをする事が大切です。

暖め過ぎないようにお風呂よりシャワーを使ったり、痛みの酷い時には患部を冷やします。

なるべく水分をとり、詰まりにくくすることも大切です。

また、乳腺炎が初期の状態であれが、葛根湯が効果的です。

しかし、すでにガチガチに固まっている場合は、必ず病院に行きましょう。

生理時の胸の痛みの対処法

生理の時などの胸の痛みには葛根湯が効果的です

体を温める効果が高いので、血液循環をよくして浮腫みを軽くしてくれます。

しかしその他でズキズキする痛みが続く、チクチクする痛みが続く時はまずは病院です。

何かしらの病気になっている可能性が高い為、病院に行き検査をして原因を特定することが大切です。

胸が痛い時に病院でおこなう検査

胸がチクチクする、ズキズキする痛みがある場合は、病院に行って胸の検査をおこなうのが良いです。

病院も、胸の検査の機械を導入している病院を選んで行くのがおすすめです。

  • 心電図
  • 心臓超音波検査(心エコー)
  • 24時間ホルター心電図
  • 頸動脈超音波検査(頸部エコー)
  • 冠動脈CT検査
  • 心臓MRI検査

以下に、検査の内容と検査の料金をご紹介します。

検査の料金は保険診療の3割負担、初診料・再診料は含まれていません。

①心電図

微弱な電流から、心臓の波形を記録して、心臓に異常がないか確認する検査です。

心電図のみであれば、3割負担で約1000円で受けられる検査です。

併せて、血液検査をおこなう場合は、プラス約2000円かかります。

②心臓超音波検査(心エコー)

心臓に超音波(エコーを)あてて、心臓を確認する検査です。

心臓の検査では、まず心電図、心エコーがおこなわれます。

心エコーは3割負担であれば、約3000円で受けられる検査です。

③24時間ホルター心電図

心電図と同じ検査ですが、24時間携帯の心電図をつけて、心臓の波形を観察します。

病院でホルター心電図をつけたら、翌日病院に行くまで、ずっとつけたままとなります。

24時間ホルター心電図は3割負担であれば、約5000円で受けられる検査です。

④頸動脈超音波検査(頸部エコー)

頸動脈のエコーは、首に超音波をあてておこなう検査です。

動脈硬化を確認することができます。

頸部エコーは3割負担であれば、約2000円で受けられる検査です。

⑤心臓(冠動脈)CT検査

冠動脈の状態や、心臓の全体像を画層で確認する検査です。

冠動脈の異常を発見でき、狭心症や心筋梗塞の発見につながります。

冠動脈CTは3割負担であれば、約8000円で受けられる検査です。

⑥心臓MRI検査

磁気を利用して、心臓の状態を確認する検査です。

冠動脈や心臓の動きから、狭心症や心臓の病気を確認できます。

心臓MRIは3割負担であれば、約7000円で受けられる検査です。

右胸や左胸に痛みを感じた時の病院は何科?

では胸の痛みが続く場合には何科の病院に行けば良いのかご説明します。

右側の胸の痛みは消化器や呼吸器が主なので、受診科は消化器内科呼吸器内科内科が良いです。

左側の場合は心臓が痛みの原因になっている事が多いので、循環器内科です。

真ん中の痛みの場合は痛みの出方で判断出来る場合があります。

呼吸が苦しいなどの症状が一緒に出る場合は呼吸器内科、それ以外は消化器内科になります。

授乳中で乳腺炎が悪化した場合は、一度産婦人科で相談しましょう。

どれにも該当しなければ肋間神経痛の可能性が高くなり、整形外科内科なります。

どの病気も早期発見することで、治りも早まります。

胸が痛いけど激痛じゃない為、そのまま放っておく人も多いです。

しかし胸の痛みは必ず体から異常が出ているサインなので、少しだけの痛みではない場合は必ず病院に行きましょう!

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左右の胸の痛みの原因のまとめ

  • 右胸は胆嚢の可能性
  • 左胸は心臓や消化器の可能性
  • 真ん中は消化器の可能性
  • 左右どちらも痛むのは肺・肋骨の可能性
  • 授乳中は乳腺炎
  • 生理中も胸の痛みを感じる事がある
  • ズキズキやチクチクの痛みが続く時は病院
  • 病院は痛む場所によって行く科を選択する

胸痛は心臓が関係する危険なものから、早期に発見すると薬による治療ですぐに治せるものまであります。

胸痛以外の症状があれば診断の大切な手がかりになるので、病院に行った時は、自分の症状を詳しく説明することが大切です。

例えば、「発熱はあるか、咳はあるか、吐き気はないか」など、病気によって胸の痛みだけでなく症状に特徴があります。

大切な自分の体を守る為にも、胸の痛みが続いた時は病院へ、そこでしっかりと検査を受けましょう。

何も問題がなければ、それだけでも安心することができますよ。

臓器の位置を画像で確認して、痛みの位置や病気を特定したい時は以下の記事がおすすめです。

腹部の臓器の位置と考えられる病気

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