ステロイド軟膏市販薬の強さと種類の比較!効能の違いとアンテドラッグ

ステロイド軟膏市販薬の強さと種類の比較

ステロイド軟膏は皮膚トラブルで必ず処方されるお薬です。

私も子供の頃からアトピー性皮膚炎だった為、大変お世話になった薬でした。

しかし、皮膚の炎症がおさまったと思ったら、また時間がたつとぶり返したり、皮膚疾患を抱えている人は何度も繰り返すことが多いのではないしょうか。

特に子供は、まだ肌が薄く弱い為、皮膚の疾患が何度もなりやすいです。

そんな時「以前処方された薬が、もうなくなってしまった!」という事もありますよね。

他にも土日祝日や夜に急に肌トラブルが起きた時、病院にはすぐには行けない事もあります。

病院に行くまでに時間があると、痒くてかきむしってしまう事もよくあります。

そんな時に家に準備しておきたいのが、ステロイド軟膏の市販薬です。

実はステロイドが配合されている薬は、病院で処方されるお薬だけでなく、ドラッグストアや薬局でも市販品の治療薬として購入する事ができます。

そこで、今回はステロイド軟膏の市販薬の種類と強さや効能、処方箋のステロイド軟膏に近い成分のものをご紹介していきます。

他にも「アンテドラッグ」と呼ばれる市販薬のステロイド軟膏についても詳しくご説明していきます。

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市販薬と処方箋のステロイド軟膏の違い

病院で処方されるステロイド軟膏は、いろいろな種類や、ステロイドの強さの違いあります。

同じように市販薬で販売されているステロイド軟膏も、種類や強さに違いがあります。

元々処方箋のステロイド軟膏には5段階のレベルがあります。

市販薬で販売されているステロイド軟膏は、一番強いレベルのものと、二番目に強いレベルのものは販売されていません。

市販薬で販売されているステロイド軟膏の強さは、三番目、四番目、五番目の強さのものだけです。

五番目はステロイド軟膏の効果が一番弱いものです。

ステロイド軟膏市販薬の種類と強さ比較

まずは市販薬のステロイド軟膏の種類と強さを比較してみましょう。

ステロイド軟膏の、販売元、成分も記載しています。

*処方箋のステロイド軟膏の強さと種類の比較、ステロイドの副作用については、こちらの記事に掲載しています。

ステロイド軟膏の副作用と効果や種類!赤ちゃんや妊婦の注意点

市販薬レベルⅢ:作用が強力(Strong)

ベトネベートN軟膏(第一三共ヘルスケア):ベタメタゾン吉草酸エステル・フラジオマイシン硫酸塩

フルコートF軟膏(田辺三菱製薬):フルオシノロンアセトニド・フラジオマイシン硫酸塩

市販で販売されているステロイド軟膏の中では、一番効果の強いものになります。

フルコートF軟膏とベトネベートN軟膏は抗生物質「フラジオマイシン硫酸塩」も配合されており、湿疹やかぶれなどの肌トラブルに効果的です。

市販薬レベルⅣ:作用が中程度(Medium)

セロナ軟膏(佐藤製薬):酪酸ヒドロコルチゾン

エスアランH軟膏(エスエス製薬):酪酸ヒドロコルチゾン

ロコイダン軟膏(クラシエ):酪酸ヒドロコルチゾン

ロバックHi(武田薬品):酪酸ヒドロコルチゾン

【アンテドラッグ】

ムヒアルファEX(池田模範堂):吉草酸酢酸プレドニゾロン

プレバリンα軟膏(ゼリア新薬):吉草酸酢酸プレドニゾロン

メディクイック(ロート製薬):吉草酸酢酸プレドニゾロン

テレスHi(ジョンソン&ジョンソン):吉草酸酢酸プレドニゾロン

オイラックスPZ軟膏(第一三共ヘルスケア):吉草酸酢酸プレドニゾロン

アレルギールSK(第一三共ヘルスケア):吉草酸酢酸プレドニゾロン

リビメックスコーワ(興和):吉草酸酢酸プレドニゾロン

セロトピー軟膏(佐藤製薬):吉草酸酢酸プレドニゾロン

エンクロン軟膏EX(資生堂):吉草酸酢酸プレドニゾロン

市販で販売されているものの中では強くもなく弱くない、ちょうど中間のステロイド軟膏です。

しかしアンテドラッグのステロイド軟膏については、「レベルⅢ:作用が強力(Strong)」クラスの効果があります。

では、なぜ「レベルⅣ:作用が中程度(Medium)」の欄に記載しているのか。

次の見出し「ステロイド軟膏市販薬アンテドラッグとは?」で詳しく説明しているので、参考にして下さい。

レベルⅤ:作用が弱い(Weak)

オイラックスデキサS軟膏(第一三共ヘルスケア):デキサメタゾン酢酸エステル

テラ・コートリル軟膏(ジョンソン&ジョンソン):ヒドロコルチゾン

ムヒアルファS(池田模範堂):酢酸プレドニゾロン

エマゼン軟膏(大正製薬):酢酸ヒドロコルチゾン

ドルマイコーチ軟膏(ゼリア新薬):酢酸ヒドロコルチゾン

オイチミンD(佐藤製薬):デキサメタゾン

ワーボンプラス軟膏(田辺三菱製薬):プレドニゾロン

市販薬のステロイド軟膏の中では一番弱いレベルのものになります。

いろいろな製薬会社から出ていますが、痒みにつよいもの、湿疹などのかぶれに強いもの、ステロイドのみの配合のものなど、

市販品の治療薬にも特徴があります。

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ステロイド軟膏市販薬のアンテドラッグとは?

ステロイド軟膏市販薬の効能の違いとアンテドラッグ

上記にステロイド軟膏の市販薬についてご紹介しましたが、市販薬の中に「アンテドラッグ」と言うものがあります。

先ほどの表ではムヒアルファEXメディクイックなど、ドラッグストアや薬局でよく見かける薬もありましたが、アンテドラッグの意味をご存知でしょうか。

アンテドラッグとは、皮膚表面には効果が高く、炎症や痒みにはよく効きますが、体の中に吸収されると薬の作用がなくなる性質をもつステロイド薬です。

ステロイド薬は5段階に分けられますが、アンテドラッグは、表面の炎症や効果は「レベルⅢ:作用が強力(Strong)」、体の中に吸収される作用は「レベルⅤ:作用が弱い(Weak)」となります。

なので、今回の比較表では「レベルⅣ:作用が中程度(Medium)」に掲載しています。

このように吸収率を弱くすることで、処方薬の「レベルⅢ:作用が強力(Strong)」と比較しても副作用を抑えることができます。

実際にアンテドラッグの製品を見てみると、「この製品にステロイド薬が入っていたの!」と思うものもありますよね。

やはり「よく効く」と言われているものには、ステロイド軟膏が多いです。

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ステロイド軟膏市販薬の効能の違い

ステロイド配合の市販薬は主に「痒みに強いもの」と「化膿や炎症に強いもの」、そして「ステロイド配合のみ」のものがあります。

効能が違うのはステロイドと一緒に配合されている薬の成分が違うからです。

今回は痒みに強いものと、化膿や炎症に強い市販薬のステロイド軟膏について見て行きましょう。

痒みに強いステロイド軟膏の市販薬

【レベルⅣ:作用が中程度(Medium)】

  • ムヒアルファEX
  • アレルギールSK
  • セロトピー軟膏
  • プレバリンa軟膏
  • テレスHi軟膏
  • オイラックス PZ軟膏
  • メディクイック軟膏

【レベルⅤ:作用が弱い(Weak)】

  • タクトプラスクリーム
  • エマゼン軟膏
  • ワーボンプラス軟膏

痒みに強くて、虫刺されに効果的なのはCMでもおなじみの「ムヒアルファEX」です!

ひどい虫刺されにはこれが一番おすすめです。

昔南京虫に刺された事があるのですが、ムヒアルファEXは本当によく効きました。

蚊だけでなく、ダニやノミなど、虫刺されの腫れがひどい場合にも効果が高いです。

夏のレジャーで山に行くときは、何の虫に刺されるか分からない事が多いので、ムヒアルファEXを持っていくと良いです。

*何の虫に刺されたかわからない時はこちらの記事を参考にしてください。

虫の種類別症状と応急処置

少し効能は弱まりますが、ステロイドの作用が弱いもので、虫刺されにおすすめなのが「タクトプラスクリーム」です。

他にも湿疹や皮膚炎に効果があるのが、「オイラックス PZ軟膏」「テレスHi軟膏」「プレバリンa軟膏」です。

手湿疹であれば「メディクイック軟膏」「エマゼン軟膏」が良いですね。

べたつかず伸びの良いクリームが良い場合は、「アレルギールSK」です。

  • 虫刺され:ムヒアルファEX・タクトプラスクリーム
  • 湿疹・皮膚炎:オイラックスPZ軟膏・テレスHi軟膏・プレバリンa軟膏
  • 手湿疹:メディクイック軟膏・エマゼン軟膏

化膿や炎症に強いステロイド軟膏の市販薬

【レベルⅢ:作用が強力(Strong)】

  • フルコートF軟膏
  • ベトネベートN軟膏

【レベルⅣ:作用が中程度(Medium)】

  • ドルマイコーチ軟膏

【レベルⅤ:作用が弱い(Weak)】

  • テラ・コートリル軟膏a

化膿や炎症に強いものは、ステロイド剤と抗生物質が配合されているものです。

特に「ベトネベートN軟膏」や「フルコートF軟膏」は、肌トラブルで病院でよく処方される「リンデロンVG軟膏」に近い成分なので、代わりの市販薬として家に置いておく人もいます。

*リンデロンVG軟膏の効能や副作用についての記事はこちら。

リンデロンVG軟膏の市販薬と効能や副作用!赤ちゃん使用の注意点

しかし、ベトネベートN軟膏やフルコートF軟膏は、市販薬で販売されているステロイド軟膏の中では一番強い効能があります。

購入の際は薬剤師さんに症状を話して選んでもらうのが良いです。

そこまでただれや化膿がひどくない場合、ステロイドの効果がもう少し弱いものがいい場合は、「ドルマイコーチ軟膏」や「テラ・コートリル軟膏a」が良いですね。

また、ステロイドは入っていませんが、抗生物質が入っていて、化膿や炎症に効果的な市販薬として「ドルマイシン軟膏」があります。

ゲンタシン軟膏の記事に、ドルマイシン軟膏について記載しているので、参考にしてください。

ゲンタシン軟膏の効能や副作用と市販薬

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ステロイド軟膏市販薬の種類や効果のまとめ

  • ステロイド軟膏の市販薬の強さは3段階
  • 市販薬にはアンテドラッグステロイドがある
  • 効能は痒みに強いものや炎症に強いものがある
  • 市販薬を購入する場合は薬剤師に相談

ステロイド軟膏の市販薬といっても、これだけの種類が販売されているので、どれを購入して良いか迷う事が多いです。

虫刺されであれば、虫刺され用と書いてある事が多いので選ぶのに苦労はしませんが、湿疹や皮膚炎であればどの症状のものが一番効くのか、商品がありすぎてわからないことも。

かゆみ止めの塗り薬を探していても、かゆみの原因によって、使うステロイド軟膏は変わってきます。

市販薬のステロイド軟膏を購入する時は、薬剤師さんに自分の症状を詳しく話して選んでもらうのが良いです。

「ドラッグストアに薬剤師さんいるの?」と思われる人もいますが、ドラッグストアでも薬局でも必ず薬剤師さんはいます。

ただ薬局とは違い、近くにいない事も多いので、「薬剤師さんに相談したい」と伝えるのが良いですよ。

ドラッグストアなど大きいお店では相談しづらい時は、個人店などの薬局に行くのもオススメです。

私は子供の頃から近くの薬局にお世話になっていて、症状を伝えておすすめの薬を選んでもらっていました。

市販薬といってもたくさんあるので、自分の症状にあった商品を選ぶ為にも、一度薬剤師さんに相談してみましょう!

*病院で処方されるステロイド軟膏の強さと種類の比較、ステロイドの副作用については、以下の記事を参考にしてください。

ステロイド軟膏の副作用と効果や種類!赤ちゃんや妊婦の注意点

*赤ちゃんのおむつかぶれやあせも、子供の湿疹やかゆみの対処法は、以下の記事でご紹介しています。

赤ちゃんのおむつかぶれやあせもの治し方と薬

子供の湿疹やかゆみの原因と対処法

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