カビが原因の病気!症状は咳?皮膚や肺や脳の病気やアレルギー対策

カビが原因の病気と咳の症状

私たちの生活の中で切り離せない「カビ」。

湿気の多い夏だけではなく、冬も窓の結露からカビが発生することが多いので、1年中カビに気をつける必要があります。

特に日本の気候はカビにとって繁殖しやすいので、家の中はカビが生える場所がたくさん!

水場のお風呂場や洗面所だけでなく、洗濯機、エアコン、布団、窓、カーテン、フローリング。

家の中には、「気がついたらカビが生えていた」なんてことも。

そこで気になるのが、カビの体への影響です。

家にこれだけカビが生える場所があると、知らないうちにカビを体の中に取り込んでいることも!

しかし、カビでどんな病気になるかわからない人が多いですよね。

今咳が続いている人も、もしかしたらその咳はカビが原因の可能性もあるかもしれません。

今回はカビが原因で引き起こされる病気と、咳や皮膚炎などの症状についてご紹介します。

またカビによる皮膚や肺、脳の病気と、カビアレルギーの対策方法もご説明します。

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カビが原因でなる主な病気

常在菌とは

私たちの体の中には、体の健康を守る為の常在菌というたくさんの菌が、常に何種類も存在しています。

もちろん常在菌の中には、細菌やカビ菌なども含まれており、それらの菌が人間に有害な菌の侵入や発育を阻止しています。

菌の一例がこちら。

  • 表皮ブドウ球菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • アクネ菌
  • マラセチア真菌

常在菌は普段何もない時であれば、特に人間にとって害になるようなことはありません。

しかし、免疫力が低下したり、増殖することで、さまざまな症状を引き起こします。

常在菌の中で、皆さんが一番耳にしたことがあるのがアクネ菌ではないでしょうか。

思春期の頃、突如どこからともなくあらわれ、肌にたくさんの炎症のできものが出来る「ニキビ」。

このニキビはアクネ菌が原因です。

アクネ菌は常に肌にいる常在菌なのですが、思春期など皮脂が急激に多くなるとアクネ菌が通常よりもたくさん増えてしまい、結果ニキビとなって現れます。

しかし、大人になるにつれて皮脂も落ち着いてくるので、「いつのまにかニキビができなくなった」という人も多いはずです。

思春期やストレスなどの影響でアクネ菌が増えるとニキビができますが、通常であれば肌を守ってくれる大切な菌です。

常在菌によるカビの病気

常在菌の中には、真菌というカビの一種も存在しています。

常在菌によるカビの病気は、主に皮膚や粘膜に起きる病気が多いです。

  • 脂漏性皮膚
  • カンジタ症
  • 水虫
  • たむし

皮膚の症状は、赤みやかゆみ、湿疹が出るものが多いです。

カビを吸い込むことで起きる病気

常在菌ではなく、空気中のカビを吸い込むことで起こる病気として、以下のようなものがあります。

  • アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
  • 夏型過敏性肺炎
  • 気管支喘息
  • アレルギー性鼻炎
  • クリプトコッカス症

カビを吸い込んで起きる病気には、主に咳の症状が出るものが多いです。

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カビが原因の皮膚の症状と病気

カビが原因で起きる皮膚の病気は、常在菌によって引き起こされる事が多いです。

まずは、先程あげた常在菌によるカビの病気4つの症状をご紹介します。

①脂漏性皮膚炎

カビなどの真菌類によって引き起こされる病気の中に「脂漏性皮膚炎」があります。

先ほど常在菌の中にあげたマラセチア菌により、引き起こされる皮膚の病気です。

脂漏性皮膚炎は、主に皮脂や汗が出る、頭皮や顔に症状がでます。

頭皮は赤みとかゆみ、さらにフケが出ます。

顔は赤みとかゆみが出て、その後肌がカサカサして皮がむけていきます。

脂漏性皮膚炎は、一度治っても、何度も再発する人が多い病気です。

②カンジダ症

カンジダ症は、カンジダ菌によって引き起こされる病気です。

カンジダ菌は粘膜にいる常在菌なので、性器などに白っぽいおりものやカス、かゆみの症状がでます。

しかし、他にも口・爪・手など、皮膚にも症状が現れる場合があります。

口は白い苔や赤み、爪は変形や色が白くなる・爪の周りが赤く腫れて痛みが出る、皮膚は赤い湿疹やかゆみが出ます。

③水虫・たむし

カビの感染症として、皮膚に症状が現れる有名なものが「水虫」「たむし」です。

水虫が足にできるのは、通気性の悪い革靴などを1日中履くことにより、カビが繁殖しやすい環境が靴の中にできるからです。

水虫の症状は、かゆみや小さな水ぶくれ、皮膚がふやけてジュクジュクする、皮がむけることが多いです。

あまりありませんが、足以外の手や爪にも水虫になることがあります。

体や陰部にできる時はたむしと呼ばれ、水虫もたむしも、同じ白癬菌が原因で症状が現れます。

たむしは、赤い湿疹ができ、その後湿疹の治療をおこなわないと、赤い湿疹が円形状に広がっていきます。

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カビが原因の肺や脳の症状と病気

カビが原因の病気とカビアレルギー対策

カビを吸い込んで起こる病気は、肺や脳に症状が出ることが多いです。

今回はカビを吸い込む事で起こる病気であげた、5つの病気の症状をご紹介します。

①アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 

アスペルギルス・フミガートスというカビが原因で発症する事が多く、気管支喘息にかかっている人がなりやすい病気です。

カビに対するアレルギー反応が起きて、さまざまな症状が出ます。

症状としては、喘息のような咳や痰、呼吸困難があり、最初は喘息と診断される事も少なくありません。

さらに微熱や体のだるさなどが続きます。

喘息との違いは、喘息の薬では症状が全く改善されないということ。

もし喘息の薬を飲んでも、咳や呼吸困難が改善されない場合は、「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」の可能性も考えると良いです。

病院で現在の症状を伝えて、アスペルギルスのアレルギー検査を受けてみましょう。

②夏型過敏性肺炎

家の中、特にエアコンやお風呂、水回りにいるトリコスポロンというカビが原因で、発症する「肺炎」です。

何度もカビを吸い込むことで発症し、毎年夏になると咳や発熱などの症状がでます。

夏型過敏性肺炎の特徴は、家の中では咳や発熱がひどくなり、外にでると症状がおさまったり、よくなる事です。

例えば、夏に自宅にいると咳が出続けるのに、旅行に行ってホテルに泊まると咳が出なくなる事があります。

夏風邪だと思っていたものが、実はカビが原因の肺炎という可能性もあるので、注意しましょう。

③クリプトコッカス症

鳩の糞などから感染するカビの病気に、「クリプトコッカス症」があります。

クリプトコッカス・ネオフォルマンスというカビ菌が原因で、比較的症状が軽いことが多いです。

しかし、カビが脳や肺に入り込むと、髄膜炎や肺炎を引き起こします。

髄膜炎の症状は、頭痛や錯乱があり、肺炎の症状は、咳や胸の痛みがあります。

④気管支喘息

アルテリナリアというカビが原因で、「気管支喘息」を発症することもあります。

症状は咳や呼吸困難で、喘息になっている場合に呼吸する時は、「ゼーゼー」や「ヒューヒュー」という呼吸音がします。

これを喘鳴(ぜんめい)と呼びます。

軽いものであれば自然におさまることもありますが、カビが原因の場合は、重症化することもあるので注意が必要です。

⑤アレルギー性鼻炎

気管支喘息と同じく、カビが原因で「アレルギー性鼻炎」になることがあります。

症状はくしゃみや鼻水など、風邪をひいているわけでもないのに鼻づまりが続きます。

花粉症もアレルギー性鼻炎ですが、外に出ると鼻づまりがひどくなることが多いです。

しかし、カビが原因の時は、家の中にいると鼻づまりがあるが、外にでると鼻づまりの症状が改善されることが多いです。

家の中で鼻づまりがひどくなるときは、カビが原因の可能性を考えた方が良いです。

アレルギー性鼻炎以外の病気は、咳の症状がでるものが多いです。

家の中では、エアコンや風呂場などカビが繁殖しやすい場所で、いつのまにかカビを吸っている可能性が考えられます。

家の中で咳が続く、ひどくなる場合は、カビの病気を考えてみましょう。

家の中でカビの原因となるもの

カビが原因の皮膚の病気は、免疫力の低下や皮脂の増加などの繁殖により、症状が出ることが多いです。

しかし、家の中で咳などの症状が出る場合は、部屋に原因があることもあります。

家の中、部屋で考えられるカビの原因となるものを、ご紹介します。

①エアコン

カビが生息している場所の代表的なものが「エアコン」です。

夏や冬はエアコンを使う事が多いですが、あまり掃除をしていないと、エアコン内部にたくさんのカビが生えている可能性があります。

掃除をしていないエアコンを運転させると、知らないうちに空気中にカビが舞い上がり、いつのまにかカビを吸い込んでしまいます。

さらに空気中のカビが布団につき、布団に入る時に咳の症状がでることもあります。

②空気清浄機・加湿機

他にも「空気清浄機」「加湿器」も内部を掃除しないと、カビが生えることがあります。

エアコンも加湿機も、掃除やお手入れをしっかりとしないと、部屋を快適にしているつもりが、逆にカビをまき散らす原因になってしまいます。

③窓・カーテン

冬に気をつけたいのが「窓の結露」です。

窓は外と部屋の中の温度差により大量の水滴がつくので、カビが繁殖しやすい場所です。

さらに、窓に繁殖したカビが、カーテンにも移っている可能性もあります。

カビは高温多湿を好む為、室温20~30度、湿度65%以上あれば、どこにでも繁殖します。

夏だけでなく、冬もエアコンなどにより部屋の温度は上がっているので、気をつけないといけません。

④お風呂

エアコンなどの家電製品以外で気をつけなければいけない場所が「お風呂」!

お風呂は水場であり、換気をしなければカビがすぐに生えてくる場所です。

しかし、最近の住宅のお風呂場は、24時間の換気システムなどの換気機能がついているところが多いです。

お風呂は常に換気していれば、カビも生えにくくなります。

⑤布団

人間は寝ている間に大量の汗をかきます。

その汗をすった布団は、カビにとって繁殖しやすい場所となります。

特に、布団の裏側などはカビが生えやすい場所。

布団の裏を見ると、黒いポツポツとしたものが生えている場合があるので、注意が必要です。

⑥壁紙

もう一つ気をつけたいのがマンションなどの壁紙

特に、日が全く当たらない部屋、あまり換気をしない部屋、使っていない部屋、などは壁紙にもカビが生える事が多いです。

マンションは気密性が高い為、一軒家よりもカビが生える可能性が高く、気をつける必要があります。

部屋がカビくさいと思う場合は、壁紙もよく見て、カビが生えていないか確認してみましょう。

カビアレルギーの対策方法

既にカビアレルギーで咳の症状が出ている人は、早急にカビ対策が必要になります。

家の中でできる、カビアレルギーの対策方法をご紹介します。

①エアコンを掃除する

エアコンの内部は電力で温まり、適度な水分でカビが発生しやすい環境です。

カビを発生させない為にも、内部はこまめに掃除するのが良いです。

さらにおすすめがエアコンの内部乾燥機能

エアコンの機種にもよりますが、内部を高温で乾燥させる機能がついているものがあります。

しかし、内部乾燥機能を使うと部屋が暑くなるので、外に出かける時などに内部乾燥をおこなうと良いです。

フィルターなどは掃除機で、他の部分は拭いたり洗ったりしましょう。

②換気をする

家にいる時は、窓をあけて部屋を換気するのがおすすめです。

家に換気機能がある場合は、換気口を開きましょう。

また、扇風機やサキュレーターを使い、湿気がこもらないように、部屋に空気の流れを作るのも良いです。

③空気清浄機・加湿機を掃除する

空気清浄機や加湿器の内部も、エアコン同様にこまめに掃除をするようにしましょう。

掃除をしないと、嫌な臭いがしてカビをまき散らす原因になります。

特に加湿機のフィルターや水受けは、カビが生えやすい場所です。

空気清浄機や加湿機は、説明書にお手入れ方法が書いてあるので、必ず確認して掃除をしましょう。

④布団乾燥機を使う

布団はできれば毎日干したいもの。

しかし冬場は外に干すのは難しいですし、夏場でも急な天候の変化に長時間布団を干せないということも多いです。

その場合におすすめなのが布団乾燥機

カビを生えにくくするだけでなく、ダニ退治もできます。

布団のカビが気になる場合は、布団乾燥機をこまめにかけて布団を乾かしましょう。

1週間に1回かけると、お布団もふっくらして、気持ちよく眠れます。

他にも除湿機などを使って、部屋を除湿するのもおすすめです。

⑤除湿シートを使う

布団は敷きっぱなしにすると、床と布団の間にカビが発生しやすくなります。

布団の裏側のカビ発生を抑えるのにおすすめなのが、除湿シートです。

床と布団の間に除湿シートを敷くだけで、カビが生えてこなくなります。

布団のカビに悩んでいる人は、除湿シートを使ってみましょう。

⑥エタノールで拭き取る

床にカビが生えた場合は、消毒用のエタノールがおすすめです。

カビが生えている床は、エタノールで拭き取りましょう。 

エタノールを使うことで、カビが生えないよう予防することもできます。

しかし、エタノールを使うときは、床の色が変色しないか確認する必要があります。

まずは床の目立たないところで、色が変色しないか確認し、問題なければエタノールを使用しましょう。

床のカビ取りでNGなのが、乾拭きや水拭き。

乾拭きはカビをまき散らしてしまいますし、水拭きはカビが再度生えてくる原因になります。

⑦カビ取りスプレー・防カビくん煙剤を使う

お風呂などの水回りもこまめな掃除が大切です。

ゴムパッキンの部分にカビが生えやすいので、カビが生えた場合はカビキラーなどのカビ取りスプレーでカビを取り除きましょう

お風呂場のカビ対策におすすめなのが「ルックお風呂の防カビくん煙剤」。

我が家でも使用していますが、これを使うと本当にカビが生えにくくなります。

お風呂のカビが気になる人は、是非試して下さい。

普段のお風呂あがりにカビ対策ポイント!

お風呂あがりに45度以上のお湯をお風呂場の壁などまんべんなくかけるとカビ対策になります。

これ水ではカビ対策にならないので必ず熱めのお湯です。

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カビが原因の病気と症状や対策のまとめ

  • 常在菌で病気を発症することもある
  • カビには様々な菌がいる
  • カビを吸い込むと咳の症状がでる事が多い
  • カビの病気は喘息や夏風邪と間違える事も
  • カビの原因は部屋の中にある事が多い
  • エアコンなどこまめに掃除する
  • 布団は布団乾燥機がおすすめ
  • 風呂はルックお風呂の防カビが効果的

カビは、普段の私たちの生活に非常に身近な存在です。

しかし、カビを吸い込んだりすることで、病気を引き起こす可能性もあります。

エアコンを運転しているだけで、気がつかないうちにカビを吸っている事も多いです。

家族の健康を守る為にも、エアコンなどカビが発生しやすいものは、こまめな掃除を忘れないようにしましょう。

私もそうですが、意外とエアコンはいつ掃除したか忘れてしまいます。

以前掃除した日と次に掃除する日はカレンダーに書き込むようにすると便利です。

今はスマホがあるので、スマホのカレンダーやリマインダーにいれて、アラームを鳴らすと良いですよ。

そして、もし部屋にいて咳が続く場合は病院です。

特にカビが原因の病気は、夏風邪や喘息と勘違いしやすいです。

なかなか咳や皮膚の症状が治らない場合は、カビや他の病気を疑ってお医者さんに相談しましょう。

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