やけどの応急処置!水ぶくれは潰す潰さない?痛みや冷やした後の対処法

 

やけどの痛みの応急処置と冷やした後の対処法

熱いお茶をこぼしてしたり、料理をしている最中に油がはねたり、アイロンの途中で腕が当たってしまったり…。

日常の生活の中で、やけど事故はいつでも起きる可能性があります。

特に、赤ちゃんが炊飯器の蒸気を触ってしまったり、いつのまにかストーブやファンヒーターの近くに行ってることがありませんか?

赤ちゃんは、少し目を離した隙に、あっちこっち移動するので、乳幼児のやけどは防ぎにくいもの。

最近では高齢者の調理中に起きるやけども増えています。

軽いやけどなら、冷やせば痛みや赤みが治まりますが、酷いやけどは水ぶくれができてしまい、とても痛みます。

また、やけどは痛くて辛いだけでなく、適切な応急処置ができているかで、やけど痕の残り方も変わります。

今回はやけどの応急処置や、やけどによる痛みの対処法をご紹介します。

さらにやけどをした後の水ぶくれを潰した方が良いのか、潰さない方が良いのか、冷やした後にどうすれば良いのかも詳しく説明していきます。

やけどをしてしまって痛みが引かない人、今までやけどは冷やせばOKと考えていた人も、是非参考にして下さい。

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やけどの4種類の原因と3つの深さ

やけどの原因

やけどの原因は「熱いものに触る」だけと考えていませんか?

実は主な原因は4種類あります。

  • 電気やけど
  • 化学やけど
  • 放射線やけど
  • 温熱やけど

まずは雷や電流によって起こる電気やけど。

酸やアルカリが原因の化学やけど。

日焼けや放射能による放射線やけど。

そして、熱いものに触ったり火が燃え移ったりして起こる温熱やけどです。

家庭で一番起こりやすいやけどは温熱やけどですね。

そして夏に起こりやすいのが日焼けによる放射線やけどです。

皮膚は体の中に菌が入るのを防ぎ、水分や体温を保持してくれます。

しかし、やけどをすると皮膚が傷つくので感染症になったり、酷い場合は血圧や体温が低くなることもあります。

やけどの深さ

さらにやけどの深さによって、度合いが3つに分けられます

  • 1度熱傷
  • 2度熱傷
  • 3度熱傷

1度熱傷は日焼けや軽いやけどなど表皮のみのやけどで、ヒリヒリして赤くなります。

2度熱傷皮膚の真皮までの損傷で、痛みが強いのも特徴です。

赤くなり水ぶくれができるのも、真皮まで損傷している時です。

3度熱傷になると皮膚すべてが損傷している状態で、痛みを伴いません。

植皮手術が必要な場合もあり、早急に病院に行く必要があります。

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水ぶくれは潰す?潰さない?中身の正体

やけどの水ぶくれを潰すか潰さないかと中身の正体

やけどが皮膚の真皮まで損傷している場合は水ぶくれができます。

しかし、やけどによる水ぶくれを潰した方が良いか、潰さない方が良いか迷うことありませんか。

私も以前日焼けによるやけどで、肩から背中の広範囲にかけて水ぶくれができたことがあります。

痛みもひどく、水ぶくれの中の水を出したほうが良いか迷ったことがあります。

しかし!水ぶくれができてしまった場合は、潰してはいけません。

やけどをした時の水ぶくれの中身はただの水ではないのです。

水ぶくれの中身は、やけどを治してくれる生理食塩水のようなもの。

その正体は血液細胞の白血球などの死骸と体液やリンパ液です。

実はこの水ぶくれの中にある水が、やけどをしている箇所を保護して、治りやすくしています。

てっきり、「水ぶくれの水がある方が治りにくいのでは?」と思う人が多いですが、逆なんです。

これまでのやけどの治療方法は、「ドライヒーリング」と呼ばれる乾燥させるものが一般的でした。

消毒して軟膏を塗り、ガーゼを貼っておく処置です。

しかしドライヒーリングの方法には、ガーゼを剥がすときに痛く、新しい皮膚までめくれてしまうというデメリットがありました。

そこで最近では、水ぶくれを潰さない「湿潤療法が良い」とされています。

モイストヒーリングとも呼ばれる湿潤療法では、水疱の中の浸出液を保って、やけど部分を潤わせたままにします。

浸出液には皮膚を再生させる成分が含まれているからです。

外傷を加えることがないのでやけどが治りやすく、自然に皮膚ができていくので傷跡も残りにくいです。

もし水ぶくれができてしまったら、極力潰さずに触らないでおきましょう。

逆に無理に潰してしまうと、痛みなどの症状が悪化することもあります。

できればあまり触らない、潰してしまわないように、水ぶくれの部分はガーゼなどで保護するのも良いです。

また、水ぶくれがある時は少しゆったりめの服を着るのもオススメです。

もし潰してしまった場合は、応急処置に記載の湿潤療法が効果的です。

水ぶくれは大きい場合は、自己判断せずに病院で処置を受けましょう。

*靴擦れによる水ぶくれの対処法がこちらの記事に記載しています。

靴擦れの原因と水ぶくれを早く治す方法

みずぶくれを潰した・潰さなかった時の体験談

日焼けしてやけど状態になり、両肩が水ぶくれになったことがあります。

極力水ぶくれは潰さなかったのですが、片方を壁にぶつけて潰してしまいました。

潰した方は治りが遅く、潰さなかった方が治りが早かったです。

日焼けを早く治す方法と家で出来るお手入れとパック

 

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やけどをした時の応急処置

やけどの状態が酷くなるかどうか、最終的にキレイに治るかは、適切な応急処置ができているかで大きく左右されます。

そこで覚えておきたい応急処置のポイントを紹介します!

①服は脱がない

まず冷やすことが肝心ですが、衣服の上からやけどをした場合は服を脱いではいけません!

やけどをしたので慌てて服を脱いだり、剥がそうとすると、皮膚も一緒に剥がれてしまうことがあります。

服を着たままやけどをした場合は、服を着たまま冷やしましょう

やけどした部分はむくみやすく、アクセサリー類が外せなくなることがあります。

やけどの部分に当たらない場合は、指輪や腕時計などの装飾品を早めに外しておきましょう。

ただし、やけどの箇所に触れる可能性がある場合は無理にはずさない方が良いです。

②流水を患部にあてる

腕や足にやけどをした場合は、お風呂のシャワーが便利です。

流水で5分くらい水をあてましょう

やけどがひどい場合、水ぶくれがある場合は15~30分ほど水をあてると良いです。

ここでポイントなのが、やけどをした箇所に直接水をあてないこと。

周辺から少しずつ冷やすのが良いです。

指など手足の先をやけどした場合は、洗面器に氷水を入れて直接冷やすのもおすすめです。

氷を直接患部にあてるのは、水より冷たくて良さそうに思えますが、直接当てると凍傷になる危険があります。

氷のうやアイスノンなど、凍ったものをやけどした部分に当てる時は、直接当てずにタオルにくるんで使ってください。

軽いやけどであれば、冷やして痛みがとれることが多いです。

③湿潤療法をおこなう

やけどの痛みは最初は熱によるものなので、患部を冷やすことが効果的です。

しかし、時間がたって痛みが続く場合は、乾燥による痛みです。

乾燥による痛みは、湿潤療法が効果的です。

湿潤療法は、次の見出しに詳しい方法を記載しています。

やけどの痛みが続く時の冷やした後の処置

長時間冷やして痛みが消えるのは皮膚の感覚を麻痺させているだけです。

冷たくなくなれば、痛みがぶり返します。

冷やしても冷やしても痛みがなくならない場合、湿潤療法 を試してみてください。

  1. ラップとワセリンを準備する
  2. ラップにワセリンを塗る
  3. 塗ったラップを患部にあてる
  4. タオルや包帯でラップの上を巻く

やけどは空気に触れることで痛みを感じるので、空気に触れない状態を作ることが、痛みをとるのに効果的です。

まずは、ラップワセリンを準備しましょう。

バターやオリーブオイルなどを塗るのを薦める人もいますが、不純物が入っている場合もあるので傷口に塗るのはお薦めできません。

1番不純物が少ないワセリンがおすすめです。

ドラッグストアなどで簡単に購入できるので、赤ちゃんや子供がいる場合は家に置いておくのも良いです。

まずはラップにワセリンを塗りましょう。

次に、ワセリンを塗ったラップを、やけどしている患部にあてます。

最後にラップの上を、タオルや包帯で巻きましょう。

空気をしっかりと遮断することが大切です。

翌日、ラップを剥がして痛みがなければ、新たにラップをする必要はありません。

まだ痛みがあるようであれば、新しいラップにワセリンを塗って、火傷の患部にあてましょう。

もっと手軽に行うには、湿潤療法用の潤いを保てるテープも市販されています。

やけどの範囲が小さく痛みも少なければは、市販のテープで湿潤療法がおこなえます。

湿潤療法 で有名なテープは「キズパワーパッド」です。

キズパワーパッドは場所を選ばずに使えるので、アウトドアなどで火を使う時は、外出先に持ち歩いておくと便利です。

小さい水ぶくれにも効果があります。

アロエなどの野菜や味噌がやけどに効くという話もありますが、やはり自己判断で使うのは危険です。

殺菌されたものではないので、2次感染を起こすこともあり、自己流の手当はおすすめしません。

最近ではやけどに効果的な薬やテープが販売されているので、市販薬を探す場合は薬局にいって症状を話し、適切な薬を選んでもらいましょう。

やけどで病院に行く目安の症状

やけどの状態によっては、一刻も早く病院に行く必要のある症状もあります。

以下の症状が出ている場合は、なるべく早く病院を受診しましょう。

  • 直径10センチ以上の水ぶくれがある
  • 水ぶくれが破れている
  • やけどの範囲が広い
  • 数日たっても腫れや痛みがある
  • 赤ちゃんや子供

自己管理で治せるやけどの目安は手のひらサイズのやけどまで。

勝手に治るだろうと楽観視せず、広範囲にやけどを負った場合は、病院を受診しましょう。

もちろん、手のひらサイズでもやけどの状態によっては、病院に行くのが良いです。

また、やけどの水ぶくれが破れると、細菌が入って化膿する恐れがあります。

小さい水ぶくれであれば、キズパワーパットなどで保護すれば良いですが、大きい水ぶくれの場合は、必ず病院に行って治療してもらいましょう。

数日経って腫れや痛みがある場合、低温やけどで黒いかさぶたができて腫れて痛い場合は、必ず病院に行きましょう。

やけどでNGな処置

  • 氷を直接患部に当てない
  • 熱さまシートを使わない
  • 患部を消毒しない

やけどをしたときに、氷を直接患部にあててはいけません。

必ず氷水を作る、氷をタオルでまくなどして、冷やしましょう。

またやけどの処置では、消毒をしてはいけません。

消毒をすると、皮膚の再生をおこなう細胞も死滅してしまいます。

消毒はおこなわず、湿潤療法を行いましょう。

他にも、「熱さまシートを使うと冷えるのでは?」と考える人がいますが、熱さまシートは冷やすものではありません。

熱さまシートを使うと、火傷の患部にくっついてしまうので絶対に使わないようにしましょう。

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やけどの応急処置のまとめ

  • やけどの原因は4種類
  • 水ぶくれの中身は血液細胞の死骸や体液
  • 水ぶくれは潰さない
  • やけどをした場合はまず冷やす
  • 冷やした後は湿潤療法が効果的
  • やけどは消毒しない
  • 範囲の広いやけどは病院へ行く

やけどは日常のちょっとした不注意で起きてしまいます。

夏であれば、花火やバーベキューなど火を使う遊びが増えますし、冬であれば、ストーブやヒーターなどでやけどする危険があります。

特に子供は大人が思いもしないような場所でやけどをする事があります。

やけどをした時に慌てない為にも、応急処置の方法は覚えておいた方が良いです。

早く痛みをとり綺麗に治すためにも、しっかりと冷やして湿潤療法、ひどい場合は病院へ行ってきちんと診断をうけましょう!

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