右脇腹と左脇腹の痛みの原因と男性と女性の病気!チクチクする痛みや鈍痛の症状と下痢と吐き気の対処法

右と左脇腹の痛みの原因と病気

日常生活の中で、消化不良や食あたり等で「お腹が痛い…」という事はよくありますよね。

しかし、腹痛といっても、真ん中・上腹部・下腹部ではなく、どちらかと言うと、右や左の脇腹が痛いということがあります。

他にも、背中側の右や左の脇腹が痛むこともあります。

よく脇腹が痛いと「脇腹がつったのかな?」と感じる事がありますが、痛みが続く場合は、内蔵の病気が潜んでいるかもしれません。

実は腹痛だけでなく、脇腹に痛みが現れる病気はとても多いです。

さらに脇腹のチクチクした痛みだけでなく、下痢や吐き気などの症状が現れている時は注意が必要です。

脇腹の痛みも、右脇腹と左脇腹の痛む場所によって、原因や病気が違います。

今回は右脇腹の痛みと左脇腹の痛みの原因と、男性と女性がなりやすい病気についてご紹介します。

また、脇腹のチクチクした痛みや鈍痛の症状、下痢や吐き気のの対処法。

脇腹の痛みが続く場合、何科の病院に行けば良いかもご説明します。

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右脇腹の痛みの原因と病気

人間の右脇腹にはいろいろな臓器があり、痛みの原因は様々です。

右脇腹の痛みは、病気等でなければ「筋肉痛」「便秘」が考えられます。

運動した後は、右脇腹が痛むことは多いです。

また、長く便秘が続いている時も、右脇腹に痛みを感じることがあります。

しかし、右脇腹の痛みは、筋肉痛や便秘以外に、いろいろな病気が隠れている可能性があります。

まずは、右側にある主な臓器と、右脇腹の痛みから考えられる病気をご紹介します。

*脇腹の痛みの種類・下痢・吐き気の有無を記載しています。

しかし、人によって違う痛みや下痢や吐き気がある・ない場合もあるので、参考程度にご覧下さい。

右側にある主な臓器

  • 大腸(上行結腸と横行結腸:右)
  • 肝臓
  • 腎臓(右)
  • 十二指腸
  • 胆のう
  • 盲腸
  • 虫垂

*内臓の臓器の位置を確認したい時は、以下の記事に臓器の位置のイラスト図を掲載しています。

【参考記事】内臓の臓器の位置の図とイラスト!女性と男性の腹部の病気

右脇腹の痛みの原因と病気①胆石症

  • 脇腹の痛みの種類:ズキズキする痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:あり
  • 女性に多い病気

肝臓から分泌される胆汁の成分が結晶化し、胆嚢や胆管の中に溜まってしまうのが「胆石」です。

主にコレステロールが原因で、胆石が出来ることが多いです。

また、胆石が原因で「胆嚢炎」になることもあります。

右脇腹の痛みの他に、以下の症状が出る事があります。

  • みぞおち痛
  • 右上腹部痛
  • 背中側の痛み
  • 背中の張り感
  • 腰痛
  • 強い肩こり
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢

場合によっては「発熱」を伴うこともあります。

胆石があっても痛みを感じない人も多いのですが、痛みがある人は、かなり強い痛みを感じます。

また食前や空腹時に、こむら返りの様な痛みや、激痛を感じる事が多いです。

胆石症では多くの場合、右脇腹を押すと痛い・軽く叩くと痛いという症状がみられます。

胆石には下記のような種類があります。

  • 肝内胆管結石:肝臓の中の胆管に結石ができる。胆石症の3~4%程。
  • 総胆管結石:胆嚢から総胆管に結石ができる。症状がない場合もある。
  • 胆嚢結石:胆嚢の中に結石ができる。胆石症の70%程と最も多い胆石

右脇腹の痛みの原因と病気②胆嚢炎・胆管炎

  • 脇腹の痛みの種類:ズキズキする痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:人によってある
  • 胆嚢炎は女性、胆管炎は男性がやや多い

細菌等の感染症が原因で、胆嚢や胆管に炎症がおきます。

胆嚢炎」や「胆管炎」は胆石から病気が発症することが多いです。

胆石が胆管につまり、炎症して病気になります。

胆嚢炎や胆管炎は、別々に発症しますが、時に同時に2つ発症する場合もあります。

胆嚢炎の症状としては、

  • 右脇腹が痛い
  • 右上腹部が痛い
  • 発熱

胆管炎の症状は、

  • 右脇腹が痛い
  • 右上腹部が痛い
  • 黄疸(おうだん)
  • 発熱

が現れることが多いです。

黄疸は、白目や皮膚が黄色系になる症状です。

急性胆管炎は重症化すると、血液の中に細菌が入る「敗血症」を引き起こす事があります。

敗血症になると、意識障害がおき、命の危険があります。

また、吐き気や嘔吐見られる場合もあり、食後1時間以上、痛みが続く事が多いのが特徴です。

右脇腹の痛みの原因と病気③急性虫垂炎(盲腸)

  • 脇腹の痛みの種類:チクチク・ズキズキする痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:人によってある

急性虫垂炎」は一般的に「盲腸」と呼ばれる病気です。

最初はみぞおち付近に痛みを感じる事が多く、その後痛みが移動して行きます。

その後、右下腹部に強い痛みが出ることが多いです。

右下腹部だけでなく、右脇腹に痛みが出ることもあり、右の腹部が痛い時は虫垂炎の可能性を考えます。

急性の場合は激しい痛みを伴う事が多いです。

しかし、「慢性虫垂炎」の場合は、お腹や脇腹の「鈍痛」が多いです。

右脇腹の痛みの原因と病気④急性腹膜炎

  • 脇腹の痛みの種類:激しい痛み・ズキズキする痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:炎症の原因による

胃・腸・胆嚢などの炎症により、腹膜が細菌に感染して起こる炎症が「急性腹膜炎」です。

上記の「胆嚢炎」や「急性虫垂炎」の合併症として発症することが多いです。

急に激しいズキズキとした痛みが時間の経過とともに広がります。

また、腹痛や脇腹痛だけでなく、以下の症状も現れます。

  • 発熱
  • 悪寒
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 心拍数の増加

症状が重くなると、意識を失い、命の危険がある病気です。

早急に病院での手術が必要になります。

右脇腹の痛みの原因と病気⑤胆道ジスキネジー

  • 脇腹の痛みの種類:鈍痛・ズキズキする痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:あり
  • 女性に多い

胆石や胆嚢炎等の炎症がなく、胆汁の排泄異常が原因の病気が「胆道ジスキネジー(胆道運動異常症)」です。

食後に右脇腹や右上腹部等が痛み、胆石症とよく似ている症状が現れます。

食事中に、右脇腹や右上腹部に鈍痛を感じる事もあります。

他にも、以下の症状が現れる事もあります。

  • 吐き気
  • 下痢
  • 腹部膨満感

原因は特定されておらず、主に女性が発症する病気です。

右脇腹や右上腹部に痛みがあり、病院に行っても胆石等の原因が特定されない場合は、「胆道ジスキネジー」の可能性もあります。

右脇腹の痛みの原因と病気⑥肝臓がん

  • 脇腹の痛みの種類:鈍痛・腹部の張り
  • 吐き気:あり
  • 下痢:人によってある
  • 男性に多い

肝臓がん」は、初期の段階では痛みがなく、ほとんど症状がありません。

しかし、かなり進行すると、以下の症状が現れます。

  • 腹部が張っている
  • 腹痛・脇腹痛
  • 黄疸
  • 尿の色が濃い
  • 食欲がない
  • 発熱

進行するにつれて肝機能が低下して、現れる症状です。

皮膚や白い目の部分が黄色系になる「黄疸」も、病気が進行してから現れる症状です。

進行するまで気づかないことが多いので、癌が破裂し腹腔に大出血を起こすと、腹部の激痛と血圧低下が起こることもあります。

特に、肝臓は「沈黙の臓器」の一つなので、腹部の痛みより、「腹部が張っている」「黄疸」「尿の色が濃い」などの全身症状が見られることが多いです。

重症化しない限り、腹部の痛みは感じることはありません。

しかし放置しない限りは、痛みの段階以前に全身症状から発見される事が多いです。

症状がない時の肝臓がんは、CTやMRIなどの検査で発見されることが多いです。

右脇腹の痛みの原因と病気⑦十二指腸潰瘍

  • 脇腹の痛みの種類:鈍痛・キリキリする痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:なし・下血あり

十二指腸潰瘍」は、胃酸過多になることで症状が現れます。

主に右のみぞおち深く、又は右脇腹にかけて、痛みが出る事が多いです。

痛みの症状は、空腹時や夜間に現れる事が多いです。

また、血を吐いたり、黒い便が出る下血の症状が出ることもあります。

「胃潰瘍」は食後に痛みを感じる事が多いので、どのタイミングで痛みが現れるかで、胃、もしくは十二指腸の痛みなのか、違いを判別できます。

発症の多くは「ピロリ菌」を保有しており、ストレスで発症する事が多いと言われています。

ちなみに、胃の出口(幽門:ゆうもん)は右側にありますが、この部分に胃潰瘍が起こる確率は低いとされています。

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左脇腹の痛みの原因と病気

左右の脇腹の痛みの原因と考えられる病気と対処法

左脇腹の痛みも、右脇腹の痛みと同じく、「便秘」や「筋肉痛」で痛みが出る事があります。

しかし、臓器が痛みの原因であれば、病気の可能性も考えられます。

次に左脇腹の痛みの原因と、考えられる病気をご紹介します。

まずは、左側にある主な臓器を確認しましょう。

左側にある主な臓器

  • 大腸(横行結腸:左と下行結腸)
  • 膵臓(すいぞう)
  • 脾臓(ひぞう)
  • 心臓

*内臓の臓器の位置を確認したい時は、以下の記事に臓器の位置のイラスト図を掲載しています。

【参考記事】内臓の臓器の位置の図とイラスト!女性と男性の腹部の病気

左脇腹の痛みの原因と病気①胃潰瘍

  • 脇腹の痛みの種類:鈍痛・キリキリする痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:あまりない

十二指腸潰瘍」と「胃潰瘍」は総称して消化性潰瘍と言います。

左みぞおち付近の痛みが多いですが、脇腹にも痛みを感じる事もあります。

主に、鈍痛やキリキリした痛み、またズキズキとした痛みを感じる事もあります。

他にも、胃潰瘍は以下の症状が現れます。

  • お腹が張っている
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 胸焼け
  • 食欲がない

最近CMでもよく聞くようになりましたが、胃潰瘍はピロリ菌を保有している人がなりやすいです。

また別の要因として、

  • 飲酒
  • 喫煙
  • 生活のストレス
  • 熱いものの飲食

等があげられます。

「十二指腸潰瘍」は空腹時や夜間に痛みを感じることが多いのに対して、「胃潰瘍」は食事の時や食後に痛みを感じることが多いのです。

痛みを感じる時間帯も覚えておくと、病気の判断に役に立ちます。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍を特定するには、「胃内視鏡(胃カメラ)」の検査を受ける事が大切です。

左脇腹の痛みの原因と病気②急性膵炎

  • 脇腹の痛みの種類:激しい痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:なし
  • 男性に多い

急性膵炎」は左脇腹痛の症状が出ることがあります。

他にも左上腹部や、腰や背中側の痛みなど、いろいろな場所に痛みがでて、痛みが続くことがあります。

痛みの程度も、軽い鈍痛から激痛まで様々です。

他にも、以下の症状が現れることがあります。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 発熱
  • 食欲がない

痛みだけでなく、左腹部や皮膚の下が、暗い赤色になる「カレン徴候」や「グレイターナー徴候」が見られる場合もあります。

急性膵炎の原因として最も多いのがアルコールです。

また、アルコールを飲んだ後に症状が現れることが多いです。

「最近飲み過ぎているな」と心当たりがある場合は、「急性膵炎」の可能性を考えましょう。

アルコールが原因の痛みは、徐々に痛みが強くなる事が多いです。

またアルコールだけではなく「胆石」が原因で「急性膵炎」になる事もあります。

胆石が原因の場合は、突然激痛が走る事が多いのが特徴です。

急性膵炎は、主に男性に多い病気です。

アルコールが原因の場合は男性に多いのですが、胆石が原因の場合は女性に多いです。

慢性膵炎」になると、下痢の症状が現れる場合もあります。

左脇腹の痛みの原因と病気③膵臓がん

  • 脇腹の痛みの種類:鈍痛
  • 吐き気:あり
  • 下痢:あり
  • 男性にやや多い

膵臓は肝臓と同じく「沈黙の臓器」と呼ばれていて、重症化しないと症状が現れない事が多いです。

左脇腹の痛みの中で一番怖い原因となりうるのが「膵臓がん」です。

膵臓がんは進行が早く、痛みが現れた時は既にかなり進行している事もあります。

膵臓がんになると、血糖値が急激に上がります。

暴飲暴食などの覚えがなく、大きなストレスもない。

さらに糖尿病でないのに血糖値があがっている場合は、膵臓がんの可能性も考えましょう。

また、脇腹痛や腹痛等の症状だけでなく、急激に体重が減少することがあります。

他にも、進行すると、下痢などの腸の症状や、吐き気が現れることもあります。

左脇腹の痛みの原因と病気④胃がん

  • 脇腹の痛みの種類:鈍痛・キリキリする痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:あまりない
  • 男性に多い

胃はななめに位置している臓器です。

胃がん」の場所によっては、左脇腹が痛くなる事があります。

特に胃の上部が痛い場合は、みぞおち付近だけでなく、左脇腹に痛みを感じることもあります。

慢性的な胃潰瘍は、胃がんになるリスクが高くなります。

  • みぞおちや脇腹が痛い
  • 食事をすると胸焼けがする
  • 吐き気がある

の症状があれば、早めに胃内視鏡検査(胃カメラ)を受ける事が大切です。

左脇腹の痛みの原因と病気⑤逆流性食道炎

  • 脇腹の痛みの種類:チクチクする痛み・キリキリする痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:なし

逆流性食道炎」は左脇腹よりも、みぞおちや左胸に痛みが出る事が多いです。

しかし、左胸から脇腹にかけて痛みがある場合も、逆流性食道炎の可能性があります。

症状は食道の痛みだけでなく、ゲップが非常に多くでます。

左脇腹の痛みだけでなく、ゲップが多い場合は、逆流性食道炎の可能性も考えてみましょう。

逆流性食道炎で気をつけたい事は、逆流性食道炎を慢性化させない事。

非常に慢性化しやすい病気なので、早期発見と最初に診断を受けたあとのきちんとした治療が大切です。

左脇腹の痛みの原因と病気⑥脾臓の病気

  • 脇腹の痛みの種類:鈍痛・ズキズキする痛み・つるような痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:なし

脾臓」は、左上腹部に位置するため、左脇腹の痛みが出ることが多いです。

◆脾臓の病気で脇腹の痛みが出る病気

  • 脾腫
  • 脾臓腫瘍
  • 脾血腫
  • 脾梗塞
  • 脾嚢胞

脾臓の病気は、他の臓器が原因によって、引き起こされることが多いです。

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左右どちらの脇腹にも痛みが出る原因と病気

臓器には左右2つあるもの。

大腸や小腸のように、左右関係なくお腹全体に位置されているものがあります。

左右どちらの脇腹にも、痛みが出る病気をご紹介します。

左右の脇腹の痛みの原因と病気①大腸憩室炎

  • 脇腹の痛みの種類:チクチクする痛み・ズキズキする痛み
  • 吐き気:あり
  • 下痢:あり

主に上行結腸・S状結腸に便がたまり炎症が起きるのが、「大腸憩室炎」です。

大腸の中でも上行結腸に炎症が起きれば「上行結腸憩室炎」、S状結腸に憩室炎ができれば「S状結腸憩室炎」となります。

普段から便秘気味の人に、腹痛や脇腹痛の症状が現れます。

上行結腸かS状結腸のどちらが炎症を起こしているかで、痛みの場所が違います。

  • 上行結腸が炎症:右側の腹痛や右脇腹の痛み
  • S状結腸が炎症:左下腹部に痛み

他にも、軽い発熱、下痢と便秘を繰り返す、吐き気の症状が出ることもあります。

食の欧米化により、大腸関連の病気は非常に増えてきており、「大腸憩室炎」になる人も増えています。

特に慢性的な便秘の人は、要注意の病気です。

左右の脇腹の痛みの原因と病気②大腸がん

  • 脇腹の痛みの種類:チクチクする痛み・鈍痛
  • 吐き気:あり
  • 下痢:あり

大腸がん」も、ガンの場所によって、痛む場所が違います。

大腸がんでは、右側の場合は軽い腹痛や違和感などがあり、進行していくとしこりを感じたり貧血の症状が出てきます。

左側の腸に原因がある場合は、早い段階から血便の症状がみられます。

腹痛のほかに便が細くなる、便秘と下痢を繰り返すなどの症状があります。

放っておくと便もガスも出なくなり、「腸閉塞」になる可能性もあります。

大腸がんも初期の状態で発見される事は少ない病気です。

症状がない場合は、「大腸内視鏡(大腸カメラ)」などで発見する事があります。

左右の脇腹の痛みの原因と病気③尿路結石

  • 脇腹の痛みの種類:激しいズキズキした痛み・チクチクした痛み・鈍痛
  • 吐き気:あり
  • 下痢:あり
  • 男性に多い

尿路に沈着した結晶の石が、詰まってしまうのが「尿路結石」です。

結石がある場所によって、痛みに違いがあります。

尿管に結石ができた場合は、「尿管結石」と呼び、激しい痛みとなります。

右にできた場合は、右脇腹や右の背中に激痛を伴う事が多く、痛みのあまり倒れたり、失神する場合もあります。

逆に左側にできた場合は、左脇腹や左の背中に激痛を伴います。

尿路結石は、左右どちらの脇腹でも痛みの症状がでます。

しかし、中には自覚症状がなく、そのまま排尿される場合もあります。

また、慢性化すると、激しい痛みではなく、鈍痛になることもあります。

左右の脇腹の痛みの原因と病気④肋間神経痛

  • 脇腹の痛みの種類:チクチクする痛み・鈍痛・ズキズキする痛み
  • 吐き気:人によってある
  • 下痢:なし

胸から肋骨に沿って走る神経が痛むのが、「肋間神経痛」です。

肋骨は左右にあるので、左脇腹・右脇腹、どちらも痛む事があります。

体をねじったり、咳や呼吸をしたときに、痛みを感じる事が多いです。

また、チクチクとした痛みから、ズキズキした痛み、貼るよう痛み等、痛みの感じ方は人それぞれです。

不自然な姿勢をとったときや、運動不足、疲労やストレスによって突然症状が現れることが多いです。

また睡眠不足や不規則な生活で、痛みが出る事があります。

左右の脇腹の痛みの原因と病気⑤腎臓の病気

  • 脇腹の痛みの種類:チクチクする痛み・ズキズキする痛み・鈍痛
  • 吐き気:人によってある
  • 下痢:人によってある

腎臓」は、左と右に2つある臓器です。

左の腎臓に病気があれば、左脇腹が痛み、右の腎臓に病気があれば、右脇腹が痛みます。

◆腎臓の病気で脇腹の痛みが出る病気

  • 腎盂腎炎(腎盂炎)
  • 水腎症
  • 腎梗塞
  • 腎臓がん

腎臓の病気は、ズキズキするような痛みもあれば、チクチクする痛みや鈍痛もあります。

症状の進行や人によって、痛みに違いがでることが多いです。

脇腹の痛み以外で、腎臓の病気の主な症状がこちら。

  • 発熱
  • 悪寒
  • 頻尿
  • 血尿
  • 尿の濁り

腎梗塞」は、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。

また、「腎臓がん」は、初期症状があまりなく、血尿や痛みがある時は進行していることが多いです。

「腎臓がん」は男性に多い病気、「腎盂腎炎」は女性に多い病気です。

左右の脇腹の痛みの原因と病気⑤帯状疱疹

  • 脇腹の痛みの種類:チクチクする痛み・ピリピリする痛み
  • 吐き気:人によってある
  • 下痢:人によってある

帯状疱疹」は、ウイルスに感染しした後、免疫力が低下して起こる病気です。

脇腹に、チクチクする痛みやピリピリする痛みを感じる事が多いです。

赤いぶつぶつのような発疹が現れ、水ぶくれになることがあります。

免疫力低下によって、吐き気や下痢の症状が現れることもあります。

左右脇腹の痛みの原因は放散痛?

脇腹等のお腹の痛みは、ストレスが原因で痛みを感じる事もあるデリケートゾーンです。

お腹や脇腹の痛みと思っていても、痛みの原因は脇腹付近の臓器ではない事もあります。

また脇腹の痛みは、痛みを感じる場所が数cmずれると、別の病気の可能性も考えられる場所です。

痛みが出る場合は病院に行き、まずはしっかりと検査を受ける事が大切です。

しかし、腹部のエコー・CT・胃カメラ・大腸カメラの検査を受けても特に異常がない場合は、「放散痛」の可能性もあります。

放散痛は、痛みの原因の場所自体は痛みません。

痛みが脳に伝わる「道筋(神経)」が同じ場合、痛みの原因の場所ではなく、別の場所に痛みが現れる現象です。

放散痛の例

  • 心臓→心臓の位置では無く、みぞおちや背中側に、痛みが出る場合がある。
  • 胃→胃自体が痛むのでは無く、左右の脇腹や、お腹の中央に痛みが出る場合がある。
  • 肺→自然気胸(ききょう)など、突然のトラブル発生の場合に、みぞおちなどに痛みが出る場合がある。

また運動等で身体に負担が掛かった場合に、肺の下にある「横隔膜(おうかくまく)」が通常よりも上下運動をします。

その余韻で、脇腹に痛みが現れる事があります。

他にも激しく咳をした時に、脇腹の痛みがでることもあります。

咳が続く風邪や、肺炎等の時は注意しましょう。

脇腹の痛みで男性がなりやすい病気

病気によって、男性がなりやすい病気があります。

脇腹の痛みを感じて、男性がなりやすい病気がこちら。

  • 尿路結石
  • 急性膵炎
  • 胃がん
  • 肝臓がん
  • 腎臓がん
  • 胆管炎

急性膵炎」は、アルコールが原因であることが多い病気です。

また、「胃がん・肝臓がん・腎臓がん」も、女性と比較すると、男性の発症率が多い病気です。

胆管炎」は、男性にやや多いです。

あくまでも、男性がなりやすいということで、女性に発症しないわけではありません。

「肝臓がん」や「腎臓がん」は、初期では痛みを感じることがあまりない病気です。

逆に「尿路結石」や「急性膵炎」は、激しい痛みを感じることが多いです。

脇腹の痛みで女性がなりやすい病気

男性だけでなく、女性にもなりやすい病気があります。

脇腹の痛みで、女性がなりやすい病気がこちら。

  • 胆石症
  • 胆嚢炎
  • 胆道ジスキネジー
  • 腎盂腎炎

女性がなりやすい病気は、ズキズキする痛みを感じることが多いです。

胆石症」は、コレステロールが原因で発症することが多いため、肥満の女性がなりやすい病気です。

腎盂腎炎」が女性に多い理由は、尿道と膀胱の距離が短い、尿道と肛門が近いため、細菌に感染しやすいからです。

あくまでも、女性がなりやすいということで、男性も発症します。

また、あまりありませんが、子宮筋腫などができる場所によっては、脇腹の痛みを感じることもあります。

*以下の記事に、女性の病気を詳しく説明しています。

【参考記事】女性の腹痛の原因と卵巣や子宮の病気

チクチクする痛みや鈍痛と下痢や吐き気の対処法

脇腹がチクチク痛む、脇腹や背中側に鈍痛がある。

脇腹の痛みが続く場合は、すぐにでも病院に行くのが良いです。

しかし、夜で病院が閉まっていたり、仕事ですぐに行けない時があります。

すぐに病院に行けない時の、チクチクする痛みや鈍痛・下痢や吐き気の対処法をご紹介します。

①市販薬を飲む

  • 下痢→整腸剤
  • 吐き気→胃腸薬
  • 脇腹の痛み→鎮痛剤

脇腹の痛みがあり、すぐに病院に行けない時は、市販薬を飲むことで痛みがやわらぐことがあります。

下痢」の症状がある場合は、「整腸剤」を飲むのが良いです。

整腸剤でも下痢が収まらない場合や、どうしても下痢を止めたい場合は、「下痢止め薬」がおすすめです。

しかし下痢止めはあくまで応急処置です。

ウイルス性の菌が原因の場合は、菌を排出した方が良いので、下痢止めよりも「整腸剤」で腸を整えましょう。

吐き気」が続く場合は、病院で吐き気止めを処方してもらうのが一番良いのです。

しかし、病院に行くまでに吐き気を止めたい時、胃もたれや胸焼けもある場合は「胃腸薬」がおすすめです。

また、下痢が続いて、吐き気がある場合は、「胃腸薬」よりも「整腸剤」が良いかもしれません。

下痢や吐き気がなく、チクチクした脇腹の痛みが続く場合は「鎮痛剤」を服用して様子を見るのも良いです。

しかし、鎮痛剤を使う必要があるほど、脇腹の痛みがある、突然脇腹に激痛が走る場合は、病気の可能性があります。

他にも下痢や吐き気が続く場合は、必ず病院に行きましょう。

*こちらの記事に、腹痛の時の、下痢・便秘・鈍痛の詳しい対処法を記載しています。

【参考記事】右と左腹痛の原因と病気!下痢・便秘・鈍痛の対処法

②原因不明の場合

原因不明な脇腹の痛みが、1週間以上に渡って続く時は、必ず病院を受診しましょう。

内蔵によって、検査方法に違いがあります。

  • 胃・食道・十二指腸の検査:「胃内視鏡(胃カメラ)
  • 大腸の検査:「大腸内視鏡(大腸カメラ)
  • 肝臓・膵臓・胆嚢等お腹の検査:「腹部超音波(腹部エコー)」「腹部CT・MRI

痛みが続く場合は、より詳しい検査を受ける必要があります。

一般的な内科は、腹部超音波(腹部エコー)の機械しかないことが多いです。

胃・大腸内視鏡やCT・MRIがある病院を探して、診察を受けるのがオススメです。

③脇腹痛の応急処置

  • 腹部を温める
  • 温熱シップを貼る

虫垂炎(盲腸)と、激しい痛みなどの劇症ショック状態の場合を除いて、下腹部を温めてみるのが良いです。

お腹の冷えを取る事で、痛みが和らぐ場合もあります。

また、「神経痛」のような痛みので、敏感肌でなければ、温熱シップを貼ってみるのもオススメです。

また、運動して脇腹が痛いときは、脇腹を伸ばしたりして、脇腹の周りを「ストレッチ」してみましょう。

脇腹の痛みの時は病院は何科?

脇腹の痛みといっても、原因が分からない場合は、どの科に行けば良いか迷いますよね。

今回は、「状況別」に何科に行けば良いかご紹介します。

  • 原因不明
  • 子供
  • 虫垂炎
  • 胃腸系
  • 泌尿器系
  • 女性
  • 皮膚症状

まず、突然の激痛がある場合、ためらわずにすぐに救急車を呼びましょう。

脇腹やお腹は、かなりの痛みでも我慢する人がいますが、激痛は命の危険もあります。

激痛の時は、昼夜問わず、急いで病院に行きましょう。

原因不明の脇腹の痛みの場合

まず、総合病院の「内科」を受診しましょう。

痛みの場所や痛む時間帯等、症状を詳しく説明できると、病気の特定がしやすくなります。

総合病院であれば、まず内科を受診して、検査を受ける。

その後、病気が特定した後に、病気が治療できる別の科に行くことができます。

病気の特定には、「内視鏡」「CT」「MRI」の検査が非常に重要です。

原因がわからない場合は、なるべく大きな病院、総合病院を受診しましょう。

内科的な問題では無い場合は、大きな病院の「総合診療科」に相談してみるのも良いです。

検査をしても原因不明の場合は、心因性も考えられるので「心療内科」を受診してみましょう。

子供の場合

子供の場合は、まずは「小児科」を受診しましょう。

子供特有の症状がある為、小児科医の方が、子供の病気をよく知っていることが多いです。

原因不明の場合は、総合病院の小児科を受診するのもおすすめです。

  • 緊急性があるかわからない
  • 子供の急病にどう対応したら良いかわからない
  • 休日や夜間救急対応の病院が近くにない

ときは、「小児病気緊急相談窓口」に電話するのもオススメです。

小児病気緊急相談窓口:#8000

小児科専門医や小児科看護師が電話対応しているので、対処法等いろいろと相談することができます。

固定電話だけでなく、携帯やスマホからも繋がります。

虫垂炎(盲腸)の可能性

右脇腹や右下腹部が痛くて、盲腸(虫垂炎)かもと思う場合は、「内科」「外科」がある、総合病院を受診しましょう。

虫垂炎(盲腸)の場合、緊急手術の可能性もあるので、外科がある病院が良いです。

胃腸系の原因が考えられる場合

胃や食道、大腸が原因と考えられる場合は、「内科」「消化器内科」「胃腸内科」を受診しましょう。

しっかりと検査を受けて原因を特定させる為にも、「胃内視鏡(胃カメラ)」や「大腸内視鏡(大腸カメラ)」の設備がある病院が良いです。

胃カメラというと喉から内視鏡を入れるので、吐き気や気持ち悪さなど悪いイメージがあります。

しかし、最近では鼻から入れる「経鼻内視鏡検査」の設備がある病院も多いです。

鼻から入れると、喉から入れるよりも、痛みや苦しさが少ないです。

内視鏡検査を受ける事で、痛みの原因が特定される事が多いので、治療出来る可能性が高くなります。

大腸や胃内視鏡はさける人も多いです。

しかし、胃腸系の病気が考えられる場合は、「大腸・胃内視鏡」の設備がある「消化器内科」「胃腸内科」を受診しましょう。

泌尿器系の原因が考えられる場合

尿路結石等が考えられる場合、「泌尿器内科」または「腎泌尿器科内科」などを受診しましょう。

泌尿器科は腎臓や膀胱、尿管や、男性の生殖器が原因と考えられる場合に受診する科となります。

しかし「結石かもしれないが違うかも…」と思う場合は、まずは「内科」を受診するのが良いです。

女性の場合

内科では異常がみつからない場合、女性であれば「産婦人科」「婦人科」を受診するのが良いです。

これまで産婦人科に行った事がない場合、恥ずかしくて行きづらいかもしれません。

しかし、婦人科系の病気(卵巣や子宮)は、内科では判断が出来ません。

特に脇腹でも下の方が痛い、下腹部に近い場所の痛みで、内科で原因が特定できなかった場合は、「産婦人科」を受診してみましょう。

皮膚症状が見られる場合

脇腹やお腹の皮膚が変色している場合は、「内科」「消化器内科」を受診しましょう。

脇腹の痛みだけでなく、赤い発疹等がある場合は、帯状疱疹の可能性があります。

皮膚の症状が見られる場合は、「皮膚科」を受診するのも良いです。

しかし皮膚の症状だけでなく、発熱がある場合は「内科」を受診しましょう。

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右脇腹と左脇腹の痛みの原因と病気のまとめ

  • 右脇腹痛は胆嚢・盲腸・肝臓・十二指腸に原因の可能性
  • 左脇腹痛は胃・膵臓に原因の可能性
  • 左右どちらでも脇腹の痛みがあるのは大腸・尿・肋骨の可能性
  • 脇腹が原因ではなく放散痛の可能性も
  • 下痢がある場合は整腸剤、もしくは下痢止め
  • 吐き気は胃腸が原因であれば胃腸薬
  • 原因が特定できない場合は病院で検査
  • 脇腹痛にはまず温めてみる
  • 痛みの原因により受診する科を検討する

一言で、「脇腹の痛み」と言っても、その原因は様々な事が考えられます。

たかが小さな痛みと思っても、突然急激に悪化することもあります。

実際に急な腹痛を経験した事がありますが、最初はチクチクするような小さな痛みでした。

3時間程でお腹を抱え込むような腹痛になり、その後、右脇腹や背中にも痛みが。

5時間たっても痛みが収まらない為、休日の夜間でしたが救急病院に行った事があります。

この時は右腹部から脇腹にかけて強い痛みがあり、盲腸かもしれないと思ったのですが、もしかしたら婦人科系の病気かもしれないと思い、内科、外科、産婦人科がある総合病院に行きました。

結果婦人科系の病気だった為、この判断は正解でした。

特に女性の脇腹痛、腹痛が続く場合は、内科だけでなく婦人科がある病院をおすすめします。

緊急事態を判断するのに必要なのが、自分の身体の内臓の場所を知っておく事

そして痛みの場所から、何科に行けば良いか、判断することです。

やはり、自分の身体に起こっている事を正しく把握できるのは、自分自身しかいません。

腹部の臓器の位置や図は、こちらの記事で詳しく解説しています。

内蔵の臓器の位置と図や病気!女性の腹部と左側と右側の痛みの違い

病院にいっても、症状を詳しく説明できなければ、お医者さんも判断が難しく、重要な症状を見落とす可能性も考えられます。

実際に何件も病院を渡り歩いて、ようやく痛みの原因がわかることもあります。

痛みが出ているのであれば、何かしらの体からのサインです。

なるべく早めに病院に行き、しっかりと検査を受けて痛みの原因を特定しましょう!

*脇腹だけでなく、お腹が痛い場合は、以下の記事を参考にしてください。

右と左腹痛の原因と病気!チクチク鈍痛と下痢や吐き気の症状と対処法

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